08/06/20
ヒッキー上陸開始
4月25日に干上がる寸前の水だまりから救出してきたアズマヒキガエルの卵。2か月経って、ついに上陸が始まった。
小さいなあ。他のオタマの半分もない。変態後はすごいスピードで成長し、半年も経つとかなりの大きさになるらしいのだが。
いち早く上陸完了し、石の下に身を隠しているやつもいる
親はアルビノっぽかったが、この子たちはどんなカエルになるんだろう
ヒキガエルは他のカエルに比べると極端にどんくさい。
まず、親は平気で浅い水たまりに卵を産む。たまたまできた水たまりだから、すぐに水はなくなり、卵は全滅するのに、バカじゃないのか。
卵の孵化率も、アカガエルなどに比べると悪いようだ。チューブの中で卵のままオタマにならなかったのがかなりあった。
オタマ時代は動きが緩慢で、ゆーらゆらと泳いでいる。身体が小さいから、外敵に食べられる確率も高いだろう。
孵化後のピンチは上陸時。足の先に吸盤がないため、急な壁は登れない。目も悪いのか、上陸地点が見つからないまま「溺死」するやつがいっぱいいる。上陸後は、動きが緩慢なため、やはりヘビやカラスなどに見つかり、食われ放題。奇形のカエル出現率も、他のカエルよりかなり高いようだ。今のところうちのヒッキーたちはみんな五体満足のようだが……。
ところで、ビミョーなお知らせ。
今までシュレだと思っていたオタマが、どうやらアカガエルだったみたいだ。
これはどう見てもシュレじゃないよねえ。
下に写っているやつは卵から孵したから確実にシュレなのだが、上のやつは池から1匹だけ観察用に掬ってきたオタマ。ヒキガエルだと思ったら違っていて、アカガエルにしては細く、色も白かったのでシュレだと思っていたのだが……。
脚にははっきり縞模様があるし、背中に筋がくっきりと2本……これはもう明らかにアカガエル。
もしかして、ニホンアカガエルかもしれない。それで、他のヤマアカガエルのオタマとは印象が違ったのかしら。
ニホンアカガエルは色が明るく、背中の線が曲がっていない。まあ、もう少し見守っていましょう。
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