08/09/27

琴と尺八

夜ノ森でブルース・ヒューバナー(尺八)とカーティス・パターソン(琴)のデュオライブをやるというので、聴きに行った。
いきなりラルフ・タウナーの『イカルス』をやったりして、懐かしかった。ラルフ・タウナーは学生時代、いっぱい聴いたなあ。
でも、コンサートの感動って、本当はそういうノスタルジアであってはいけないような気もしている。いつも思うのだが、新しいもの、経験したことのない感動に出逢いたい。
あとは、琴を西洋音楽の音階で調弦してしまうと、こうなるのか……とか、これは尺八で演奏する必然性があるのだろうか、とか、いろいろ考えさせられてしまった。
聴衆の大半は年配の女性。どうも、伝統的な琴の音楽を期待して集まっていたようだった。

室内の音楽会とあれば、シャッター音は厳禁なので、一眼レフは持っていかず、A200と、久々にU50を持っていった。
で、こういうときには、U50はまだまだ侮れないなあ、という結果に。
上の写真↑がU50、下の写真↓がA200で撮ったもの。
ホワイトバランスの問題もあるけれど、U50のほうが見やすい写真になった。
上の写真は、F2.8、1/8秒。U50は最長シャッター速度が1/8秒なので、暗い室内で撮ると必然的にこの条件での撮影になる。あとは1/8秒でぶれないように頑張るだけ。
下のA200は、F2.8、1/40秒。妙に赤い写真だ。

A200で同じ条件下で撮影↑


F2.8、1/13秒、ISO160


F3.5、1/4秒、ISO200

A200は、最初ISO800に設定して撮っていたら、あまりにノイズがひどいので(小さな液晶画面でさえ分かった)、オートに戻した。ISOをオートにすると、せいぜい200までしかゲインアップしないようだ。ということは、このカメラではISO400以上は、普通には耐えられないノイズが出ると分かっているからなのか?
最近のコンパクトカメラはISO3200までOKと謳っているものがあるが、実際には使えないよなあ。

カートの譜面? 漢数字が書いてあるねえ


終了後


尺八、使ったのは3本くらいだったと思う。

コンサートは難しい。
満足した聴衆の割合が大きければ成功といえるのか? 演奏者が信じる音楽性の達成度が高ければ成功なのか?
そのバランスをとりながら、あとは観客動員作業やら、裏方の頑張りやら、様々な要素が絡んできて……。
その上で、過疎地でやるという難題。
考えることばかりで、帰宅後、どっと疲れ、12時間くらい、服も脱がないまま寝てしまった。

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