09/02/26の2

続・AVで回春日記


RAL-Cettia1B。上に乗っかっているのは購入したREX-Link2。別のもの

ラトックからRAL-Cettia1Bというオーディオシステムを貸し出ししてもらった。
REX-Link2EX相当のワイヤレスオーディオアダプタとプリメインアンプ、小型スピーカーをセットにした製品。価格は54900円で、価格コムを見ると実売最安値は4万円くらい。
REX-Link2EXの価格はOPENになっていて、実売最安値が2万5000円くらいだから、アンプ部分は1万5000円で買えることになる。
スピーカーは小さすぎて、本格的な音を楽しむにはまったく無理だったが、アンプ部分は、価格を考えるとなかなかまじめに作られている。1万5000円でこれと同等のアンプを探すのは難しいだろうし、中古でグレードの高いアンプを買うとしても、大きさは絶対にこれより大きくなるだろうから、実用と部屋の中のオシャレ度を考えれば、いい選択かもしれない。

このくらい小さい。上から
REX-Link2
RAL-Cettia1B
BOSE 1705
ミッション700LE




越後時代に買ってあったミッションの761と、先日ヤフオクで購入した700LE。何度か聴き比べて、どっちがいいのか今イチ判断がつかないまま、700LEで聴いている。761は哀れ、700LEの台に……。
REX-Link2を購入したので、REX-Link2+BOSE、RAL-Cettia1B単独、RAL-Cettia1BのAUX出力+BOSE……といろいろ比較してみた。REX-Link2+BOSEとRAL-Cettia1B+BOSEの区別はつかなかった。差があるとすれば、RAL-Cettia1Bのほうが多分DAコンバータの質が高いので、そこから出力したものはREX-Link2のアナログ出力よりも音がよくなる……はずなのだが、分からない。
RAL-Cettia1BとBOSEの音の差ははっきりしている。BOSEのほうが低域がゆったり伸びている感じ。ただ、スピーカーとの相性としては、全体に音が締まっている感じのRAL-Cettia1Bのほうがいいのかもしれない。
700LEはとにかく低域が野放図に響き渡るスピーカーなので……。
安普請の六畳洋間(薄いフローリングとラスボードやコンパネ素地の壁)でいい加減に組み上げて鳴らしているのだから、細かいことを気にしてもあほらしいかもしれない。ワカチコワカチコ(ゆってぃ風)。

で、700LEがだんだん調子が出てきたかなと思った矢先、でかい入力で箱がビビリ始めた。このスピーカーの弱点で、川崎の四畳半スタジオでも昔同じことが起きた。ビビリを止めるために、無理矢理バッフルと箱の間に接着剤を練り込んで横からビスを打ち込んだりしたものだ。
ビビリの原因を調べるためにユニットを外してみたら、ん? 761と700LEは、ユニット構成はまったく同じようだけれど、箱の作りがかなり違う。761は普通にパーティクルボードのバッフルだが、700LEは樹脂製。しかも相当薄い。
バッフル穴の厚みは飛び出しているので、実際のバッフルはこれの半分くらいの厚さしかない。
どうも、700LEの低域が伸びる明るいキャラクターは、この薄っぺらい樹脂製バッフルの影響らしい。
箱鳴りを抑えるというスピーカー作りの常道からしたらおもちゃみたいな、ふざけた設計だが、それがもしかすると設計者の予想もしなかった音のキャラクターを作り出し、700LEの魅力になっているのかもしれない。

実際、700LEと761では、同じ音量で鳴らしていても、箱の振動がまったく違う。700LEは箱ごと震えているのだ。
しかし、いくら明るい音が魅力とかいっても、箱がビビるのでは話にならないので、考えた末、761の箱に700LEのユニットを入れてみることにした。

761のバッフル。ごく普通のパーティクルボード製


700LEのバッフル。薄っぺらい樹脂製
切り口はエッジが内側に盛り上がっているので、これよりもっと薄い。この樹脂製バッフルと箱の横板の接合がしっかりしていないため、時間が経つと確実にビビリが出るという欠陥がある。
しかし、その「緩さ」がこのスピーカーの不思議な魅力を作り出しているのだから、オーディオはなかなか難しい。アンプは電子部品で構成されているので、品質の高い部品を使ってまじめに設計すれば、それは必ず音質向上につながると思うのだが、スピーカーは楽器みたいなものだから、計算できない結果がいろいろ生まれる。

スピーカーを止めているビスの長さもこれだけ違う。長いほうが761のビス


ユニットはほとんど見分けがつかない。
761のほうが新しい製品なのだが、ユニットを外してみると、700LEのほうがきれいだった。
761のユニットは表面にうっすらカビが生えていて、裏側のマグネットの表面にも粉を吹いたようなカビだか埃だかがついていた。越後で買ったから、ずっと湿度の高い場所に置かれていたことも影響しているのだろう。
……というわけで、761と700LEのユニット交換を実行。
結果は、700LE特有の明るさというか、暴れぶりが収まってちょっとつまらなくなった。でも、モニターとしてはこういう音のほうがまともなんだろう。これでいいや。所詮、ヨーロッパでは安物の大量生産スピーカー。

09/02/27

翌、27日午前中、ヤフオクで購入したBGWのパワーアンプが到着。Performanceシリーズという民生用の機器でいちばん出力が低いやつ。日本ではTEACが輸入していたらしい。日本での販売価格は9万円弱くらい。それを1万6000円で購入。
これは悩みに悩んだ末の買い物だった。
BOSE1705との違いが分かって(もちろんBOSE1705よりはいい音がして)、かつ、安いアンプという条件で探していくと、あんまりない。
六畳で小型スピーカーを鳴らすのだから、出力は小さくていい。というか、小さいほうがいい。
それに、これ以上大きな機材を置きたくない。クオードのアンプなども出ていたが、ボリュームがついていない重量級パワーアンプで小型スピーカーを鳴らしてもしょうがないし……。
BGWは写真で見るよりは小さかった……が、とてつもなく重い。10kg以上ありそうだ。
BOSEに換えてみたが……う〜〜ん。ほんのちょっともやもや感がなくなったかな。低域の緩さや伸び方はBOSEとあまり変わらないのだが、BOSEよりも安心して聴いていられる感じ。低域に歪みや欠落がなく、すぽ〜んと伸びていく感じ。
もう少し透明感やキラキラ感がほしかったのだが、アンプで味付けをまったくしていないと、こういう音なのかもしれない。

目下、こんな状態になっている。
700LEの箱は、761と入れ替わって台に。その上に昨日、急遽やっつけで作った台を挟んでいる。角材とL字金具はダイソーで100円で買ったもの。受け台は前に洗濯機収納箱を作ったときの板の余り。
そのうち、700LEは倉庫にしまって、この脚だけにするかもしれない。
いちばんの問題は、歳で聴力が衰えているのかもしれないということ。こればかりは、昔の聴力と比較しようがないので分からない。
超高域が聞き取れなくなっていて音質の差が分からなくなっているのだとしたら、悲しいことだけれど、まあ、悲観しても仕方がない。音楽の楽しみ方というのは、音のよさだけじゃない。というか、本質はそんなことではないもの。(……と言い聞かせる)

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