09/05/01
タゴガエル産卵真っ最中?
今年は4月18日にタゴガエルの初鳴きを聴いた。それからは毎日聞こえている。
ゲゴ……っと、短く低く鳴く。
タゴガエルは清流のそばに住み、卵は伏流水の水路に産むそうだ。だから、卵もオタマもまず見ることはできない。タゴガエルそのものも、普段はまず見られない。
タゴガエルは一見すると模様のぼけたアカガエルという感じで、アカガエルとの見分けが難しい。
タゴガエルだと分かるのは、鳴き声がするこの時期だけ。今年はまだ姿を見ることはできない。
鳴き声はあちこちから聞こえる。この石の裏あたりだな、とかは分かる。
蟹池の水の出口あたりでさかんに鳴いている。ここにはまず間違いなく卵を産んでいるんじゃないかな。
★ここをクリックすると声が聴けます★
09/05/02
隣のおばさんからもらったコシアブラを天麩羅に
09/05/03
今年はなぜか数が少ない。シロバナエンレイソウ
家の目の前の林の中にあるヤマザクラがぽやぽやと満開
カラ類のなんか
ジョンのお散歩の途中、田植え前の田んぼでシュレの卵を見つけたのでのぞき込むと、隣にシュレ本人?もいた。
この状態だと、トラクターが入って代掻きをやられたときに卵は粉砕されてしまうのよね。
こんな顔
田んぼの縁にいっぱい浮いている
シュレの卵は本当に過酷な運命を背負っている。
代掻き前の田んぼ、水を入れた直後にぷかぷかと流れ出している卵をいっぱい見つけるが、これはその後、トラクターが代掻きに入ると粉砕されてしまう運命。
また、毎年、田んぼに水が入った直後くらい、ものすごく冷え込む日が数日あるのだが、このときに水温が下がりすぎると、卵の中でオタマに成長できないまま水に溶け出してしまう。
雨がなかなか降らないと、卵は干からびて、やはりオタマになれないまま終わってしまう。
最近の水田事情はどのカエルにとっても過酷だ。
いちばん早く卵を産み始めるヤマアカガエルやニホンアカガエルの卵は、ほとんどが干からびる。水路の中でオタマになったとしても、その後、水路はどぶさらいされて、オタマごと泥がさらわれ、干上がる。その後、生き延びたわずかなオタマが運よく水田に流れ込んだとしても、今度は代掻きのトラクターでかき回され、つぶされる。
シュレは田植え直前の5月初めくらいに一斉に卵を産むが、これはトラクターでかき回されてバラバラになり、孵化できるのはごくわずか。田植えも田植機でやるので、代掻きの大惨劇を奇跡的に生き延びた卵(あるいは卵の破片)も、田植えのときにとどめを刺される。
それでも毎年、シュレもアカガエルも卵を産み続けているのだから、数で勝負なのだなあ。
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