09/05/07

Aさん宅を訪問




円丈師匠を新白河駅に送り、帰ってくる途中、留守番のかみさんからメール。
隣町の有名人・Aさんから電話があったと。
パソコンもケータイも拒否している気むずかしいかたなので、敢えてAさん、にしておこう。
風車問題で話を聞きたいということで、翌日、うかがうことに。
僕は彼とは1990年に一度会っている。僕はテレビ雑誌の委託取材記者として彼にインタビューをしたのだが、そのとき、彼が非常にナーバスな状態で、通り一遍の答えしか返ってこなくて苦労した記憶がある。
インタビューが終わった後、突然、席を立ち、僕の両肩を抱くようにして「たくきさ~ん、あの質問きついよぉ。今の僕の立場では答えられないもん」と、笑顔で話しかけてきたシーンが、今でも脳裏に残っているのだけれど、当然、彼はまったく覚えていなかった。
その代わり、あのときの状況を詳しく説明してくださった。

一通り話が終わった後、「裏山でも見ますか」と、案内してくださった。

シイタケ栽培は生業にしているのだそうだ


若いホダ木には藁をかけてある


これはコマを打ち込んだばかり……と説明


これは通称『森のエビフライ』……と、リスが食べた後の松ぼっくりを見せてくださるAさん

ウィキで確認したら、1942年生まれだから、僕より13歳年上なのだった。円丈師匠より3歳年上。
意外だった。若く見えるなあ。というか、顔が変わらない人だ。
僕もそうだけれど、金だの売れる売れないだの名誉だの権威だの……うんざりして残りの人生を生物として地球を身近に感じながら生きていきたいと思い、山奥に移り住んでいるのに、こんなところまで、金儲けの化け物が追いかけてくる。たまらないなあ。

日本に巨大風車はいらない 風力発電事業という詐欺と暴力


カムナの調合

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