09/06/04

モリアオガエルパトロール

アオコでオタマが育たなくなったマツモ池に、朝からじっと動かない小さなカエルが一匹。もしやツチガエルか? と思い、望遠で撮ったところ、おおお、ツチガエルだ。
去年やってきた二匹とは違って、一回り小さい。いらっしゃ~い、ツッチー。
福島県では準絶滅危惧種指定。モリアオガエルよりカジカガエルより絶滅が危惧されるカエルということになっている。
ツチガエルが激減したのは、冬をオタマのまま越せる池や田圃がなくなったから。用水路がことごとくU字溝になってしまったことで、湧き水のそばに一年中できている水たまりのようなものもなくなってしまった。家庭の池には悪食の鯉がいる。生きていける環境がないのだ。
ツチガエルは目が可愛い。すぐそばまで近づいても動かないのも、可愛がりたくなる大きな理由。

背中の特徴的な凸凹のため「イボガエル」とも呼ばれている


オマケ


ヤマボウシ


このところ暖かい日が続いていたので、今年はモリアオガエルの産卵が少し早まっているんじゃないかと思い、村内のモリアオスポットを巡回することにした。
まずは秘密池1号。去年は1つ+α(残骸がいくつか)しか確認できなかったのだが……。

途中、こんな障害物もあったりして……


到着。……まだないか……でも、もう少し念入りに……と、近づいてみると……


あった!
分かるかな↑この写真の左上に白いものがぶら下がっているのが。
去年もあのあたりに1個ぶらさがっていた。今年もこの1個だけかと思いながら、さらによく見てみると……。ある、ある、ある。あそこにも、ここにも。
全部で5個確認。



去年に比べると、秘密池は成績向上である。これからまだ増えそうだ。
では、次はモリアオガエルの聖地・平伏沼に……。

日本に巨大風車はいらない 風力発電事業という詐欺と暴力


カムナの調合

カムナの調合

(96.3/読売新聞社、1600円)……佐渡を起点に、人間が突如狂暴化する謎のウイルスが日本上陸か? 『天狗の棲む地』の続編的作品。『ダ・ヴィンチ』誌が特集した「映画監督が映画化したいと思っている日本のミステリー」で、鹿島勤監督が第一位にあげた作品。

(立ち読み版へ)   アマゾンコムで古書を注文   たぬ書房マークたぬ書房でも扱っております。

発売中! 『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社現代新書)


一つ前の日記へ一つ前へ    目次へ     >>阿武隈図鑑へ<<     次の日記へ次へ

★タヌパック音楽館は、こちら   ★阿武隈情報リンクは、こちら

ギターデュオ KAMUNA