10/05/21

平穏な日々?

5月もそろそろ終わろうとしているのに、田植えがまだ終わっていない田圃がある。昔は田植えは6月頃やっていたらしいので、別に不思議なことではないのだろうが、田植えが終わらないと、カエルはおちおち産卵していられない。
田圃の周りは目下シュレの声が途切れることはない。今年はなぜかアマガエルの声があまり聞かれない。田圃に水を張った途端、うるさいほど鳴くはずなのに。

悠然と泳いでいくシュレ


ビニールハウスの横の田圃に、真っ白で汚れていないシュレの卵が落ちていた。どうも、ビニールハウスの苗床に産みつけた卵がここにぽいっと捨てられたらしい。当然、救出。
産みたてのときに流れ出すと、溶けてしまってオタマになれないから。

晴れて気温の高い日が続いているので、池にはアオコが発生し、田圃もこんな感じになっている。

緑の中のシュレ


今年はシュレの孵化率、高そうな気がする。去年はひどかったが……


S田さんも、隙間の手植えの最中


夕方、助手さんをバス停に迎えに富岡へ。村はずれから振り返ると、万太郎山から大滝根に続く山の上に、風車がずらっと並んでいるのが見える。
檜山高原のやつもできると、村の北側は完全に風車で囲まれた形になる。これからどんなことが起きてくるのか……。

10/05/22



藤の花が咲き始めた。
向こう側に白くぼんやり写っているのは月。
藤が咲くと、モリアオガエル産卵の季節。平伏沼は今年はどうなるのだろう。
そろそろ偵察に行ってみようと思う。

近くで見るとこんななのね、藤って


中に卵が入っていないシュレの泡を山葵池に入れると、たちまち群がってくるヤマアカガエルのオタマたち。
山葵池は今のところ非常に順調に見える。きれいすぎて、餌が足りない気がするが……。


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マリアの父親 第四回小説すばる新人賞受賞作

マリアの父親

(1992.01/集英社)……  「あまりにも早すぎた、地球への恋愛小説」と評された、たくき よしみつの小説。第四回「小説すばる新人賞」受賞作。
ミステリアスな美女・マリアと、彼女と行動を共にする天才・デンチ。二人と偶然知り合った主人公は、「地球の真相」を知る旅に出る……。
「久しぶりに志のある作品に出会った」と、選考委員の五木寛之氏も賞賛。

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