10/06/03

アオコ

雨が降らないので、一部の田圃ではこんな風にアオコが発生し、全面が緑色のどろどろ状態になってきた。

これだけどろどろだと、オタマも酸欠で死にそうだ


午後、船引まで買い物に行った。昨日、平伏沼で見たとき、ウィンドタービンが全機止まっているのが気になったが、今日も引き続き全機が羽をたたんで停止状態だった。
試験運転を終えて、本格稼働前のチェック期間に入ったのだろうか。それとも何か故障やトラブルが発生したのだろうか。

10/06/05

分水装置

沢水導入計画で、水を3つの池に分水するのに苦労しているのを見かねて、当日記の読者のかたがこんな装置の図面を送ってきてくださった↓

マツモ池、雨池、土手池への分水装置図面

「沢水等分配管」というのを、最初「沢水等 分配管」と読んでしまったのだが、よく考えると「沢水 等分 配管」ですね。沢水を3つに「等分」する配管装置。
ポイントは、分岐させる部分で一旦、大気開放部分を等しく作って、3方向への圧力を均等にするということらしい。
いやあ、ここまで精緻な図面を作成していただき、恐縮至極。
ただ、これを作るのはかなりの手間と場所とコストがかかりそう。
現状では、マツモ池手前から雨池手前までは1本のビニールホースで、そこから二分岐させて雨池と土手池(位置が低い)へ……というつなぎなのだが、この装置の通りにやると、マツモ池手前から土手池まで1本配管を増やす必要がある。
塩ビ管で装置を作ることになるが、これがそこそこかさばるので、配置場所もちょっこし難しい。
沢水導入管が山葵池に下りていく通路入り口を横切っているので、埋めたところ。その手前は斜面だし、マツモ池の周囲はそんなに空いているスペースがないので、設置場所がない。
この図面をいただく前に、船引での買い物の際、コック付きの分配ソケットを買っておいた。高いので(1400円くらいだったかな)躊躇したのだが、うまく機能すれば一生モノだから……と。

今朝、土手池の流入口の立ててあったパイプが倒れて、水が出なくなっていた。倒れれば出口が低くなるのだから、勢いよく出るようになりそうなものだが、微妙なバランスなので、空気が入って止まってしまったのだろう。
沢水導入口での水圧は下がっていなくて、勢いよく出ているから、やはりそこから先が問題なのだ。
いいタイミングなので、買ってあったコック付き分配ソケットにつなぎ替えて調整してみたところ、うまくいった。これがまたいつまで続くかは分からないのだが、まあ、毎日1回点検すればなんとかなるだろう。

買ってきたコック付き分配ソケットに交換した↑


これが今まで使っていたやつ。単純な三つ叉ソケット


マツモ池手前の、沢水流出部分
左側に見えている短いホースは、沢からのパイプ内に空気や泥が溜まってちょろちょろになったり出なくなったりしたとき、こちら側から圧をかけた井戸水を送り込んで逆流させるためのつなぎ替え用ホース。
黒パイプの手前側は邪魔なので土の中に薄く埋めた。
まあ、これでしばらく様子を見よう。

今朝はマツモ池のほうから聞いたこともないようなけたたましい声でカエルが鳴いていた。
いつもの鳴き合い(カララララ……)に混じって、ギャーギャーと、サカリのついた猫のような声が。これはいよいよモリアオが卵を産んでいるのかしらと期待したのだが、起きて確認したところ、なんもなし。がっかり。
どうも、モリアオはマツモ池と雨池に少なくとも1匹ずついるような気がするのだが、メスがいないのかもしれない。
モリアオとシュレが、どうも相手が違うんじゃないかなあ……と思いながら鳴き合っているような……。
このままだと、今年は無理かもしれない。
メスが卵を産める身体になるまで最低3年はかかるのではないだろうか。対して、オスは2年も経てば生殖活動に参加できるのかもしれない。となると、モリアオガエル同棲計画3年目の今年は、オスはスタンバイできていても、メスがまだ未熟 or 数が少ない or いない(最初の年にカエルになれたのかどうか未確認)のではないか。
オスは虚しく相手を求めて鳴くが、相手が現れない。返ってくるのはシュレの声。……う~ん、なんかそんな気がしてきたなあ。
来年になれば、一昨年、かなりの数、カエルになったモリアオの中から、成熟したメスが戻ってくるのではなかろうか。それまで、今鳴いているオスが生き延びていてほしい。

近所の人たちに訊いても、このへんでモリアオガエルを見たことはないと言う。70代、80代の人たちがみなそう言っているのだから、戦争前から、このへんにモリアオガエルがいたことはなかったのだろう。
しかし、直線距離で2kmしか離れていない平伏沼にはいるし、獏原人村にもいる。その違いはなんなのか。
一旦地域絶滅すると、その後何十年も何百年も、そこに同じ種のカエルが生息することは難しいということだろう。
背後に森がある池があればモリアオも棲めるはずなのだ。隠れ沼ではモリアオとシュレが共存しているし。
うちの池のどこかで最初のモリアオ自然産卵があって、数年後には仲五池でも……というのが夢なのだが、この夢は僕が生きているうちに実現するのかしら。

山葵池。ここに白い卵塊がぶら下がるのはいつか……


沢沿いの蟹池。かろうじて埋まらないで残っている

ところで、蟹池には今年もオタマがいた。アカガエルがここに卵を産んだ形跡はないので、多分、タゴガエルのオタマだろうと思う。
6匹ほど捕まえて今、家の中でツチガエルの巨大オタマのバットに同居させている。
ツチガエルのオタマ2匹は元気だが、なかなか前脚が生えてこない。後ろ脚は捕まえてきたときより太く、しっかりしてきた。後ろ脚だけでもぴょんぴょん跳ねていて、もういつでも変態できそうなのだが……ツチガエルは大器晩成というか、気が長いのね。
あんなに小さなカエルのオタマがこんなに巨大だというのも実に面白い。

これは今日の散歩中に見かけたヤマアカガエル↑。腹がかなり膨らんでいるが、これから産卵するとしたら異常に遅い。1日中日のあたらない湿地にいたので、体内時計が遅れているのかもしれない。



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