朝起きて、池の給水チェック。ときどきジョイント部分にゴミが詰まるので、毎日チェックしないと3つの池に水が行き渡らない。今までもどこかの池に水が行っていないときは、どうも単純にゴミ詰まりだったようだ。
今のところ、ホースの途中で詰まるということはないので、とりあえずは現状のシステムで行こうと思う。
ゴロの歯が悪くなってきて、先行き不安だ。根元からダメになっているようだ。
先日、300km離れた麻生獣医科医院の上田院長と電話で相談したが、300km移動させるリスクよりは、極力、自宅で頑張ってみようということに。
獣医さんのところに連れて行っても、歯の根元がダメになって膿が溜まってくる場合は、相当な負担を覚悟した処置をすることになるという。ウサギに限らないが、ペット動物がみんな、かつては考えられなかったような長寿になっているので、こんなことにもなる。昔は、歯の根元がダメになる前に他の要因で死んでいたのだ。
ウサギは7年生きたら十分長寿だから、よく頑張ったねと誉めてあげましょう、と、「あなたがウサギにできること」のサイトには書いてある。ゴロが7歳になったとき、助手さんは「ゴロはこの分ならあと5年は生きるわね」などと半分冗談で言っていたのだが、すでにその5年が経過している。ゴロはまるまる11年間を生きて、今12年目。
最初に胃にカーテンの切れ端を詰まらせて死にそうになり、麻生獣医科で開腹手術を受けたのは1歳半のとき。あのとき死んでしまっていたら、その後から現在までの10年はないのだなあ……。
あとは飼い主の勘とセンスで対処するしかないか。大変だ……。
午後、診療所の歯科医を初めて訪問。詰め物の隙間を充填してもらうため。
詳しい説明は省くが、これは子供のとき、生えてきたばかりの永久歯を藪医者が無理矢理抜いたことが原因。すぐに抜きたがる歯医者で、親が付き添ってこない小学生の患者(僕)に、「抜いて差し歯にしたほうがいいから」と、治療をせず、外から見てなんの問題もない永久歯をさっさと抜いたのだ。
あまりの痛さに腰が抜けて、帰りのバスによたよたしながら乗ったのを覚えている。
その後、誰があんなところに行くものかとそこには行かなかった。親も親で、別の歯科医に行くように指示するとかすればいいものを「放っておいていいの? 知らないわよ」程度のやりとりがあっただけだった。
四半世紀経ち、大人になってから、その抜いた歯の両側の健康な歯が倒れてきたため、それ以上倒れないようにと、健康な歯を削ってブリッジをかける羽目になった。さらに四半世紀経ち、そのブリッジと健康な歯の間に細い隙間が空くようになり、ここ数年は、シールドしては半年かそこらで取れ、またシールドして……の繰り返し。
これも全部あの武蔵小杉のヤブ歯医者のせいである。
もうひとり許せない医者がいるのだが、その話は割愛。
で、初めて訪ねた村の診療所の歯医者さんは、普通に大丈夫だった。よかったよかった。
帰り道、役場のところで村長の車とすれ違い、窓越しに1分くらい挨拶を交わした。
「赤くて派手な車ですね。これが例の、誰かにあげるという車ですか?」
「ええ。ガリバーに持ち込んだら1万円なら、とか言われて、結局、自分で乗ってます。でも、かっこいいんで目立つらしくて、昨日は覆面パトに捕まりました。大して速度出してもいないのに」
「あちゃあ……」
……といった他愛ない会話。
わが家の方向に走っていく村長の車の尻を見ながらしばらく県道を走り、その後、横に逸れて隠れ沼のモリアオチェックへ。↑↓
卵は4つ。どれもしっかり水面の上にあるので大丈夫。OK!
足下で気配がしたので見ると、モリアオらしきカエルが泳いでいた。あまり大きくない。シュレくらいの大きさしかないが、実際に卵がぶら下がっているんだから、これは多分、シュレではなく、モリアオなのだろう。
ついでに鳴いている声も録っておいた。今回は録音機を持っていなかったので、今まで通りLX3で。
平伏沼で聞こえている声よりはかなり高い音域で鳴いている。普通にこれを聞いたらシュレの鳴き声だと思うところ。でも、モリアオなんだろうな。まだ若いモリアオは、声がそんなに低くならないのだと思う。
シュレの声も混じっているかもしれないが、時期的にシュレの産卵はもう終わっている。
家に帰ってきて、今朝見た土手池のツチガエル2匹を確認したら、まだ同じところにいた。
マツモ池のツッチーがここ2日ばかり姿が見えないので、こっちに移動してきて一緒になったのか。オスとメスなら卵を産むかしら。
水が干上がってオタマが全滅した田圃に行くと、雨で再び水が入った田圃をヘビが頭を出してしゃ~っと泳いで岸まで……。ま、写真撮っておくか……と覗き込むと、ヘビではなく、カナヘビだった。
カナヘビって、水の中を泳ぐときはネッシーのように首だけ出して泳ぐのだね。