10/08/01 

墓参り

お盆の時期、助手さんは上京してしまうので、その前に福島市に墓参りに行くことになった。
実父の墓は蓬莱町のお寺、お袋の墓は信夫山の市営墓地の端っこ。両方回るにはどういうルートがいいか……と、ちょっこし悩む。
出発前まで悩んだ挙げ句、行きは一般道(399号線)で北上し、最初に蓬莱町、それからさらに4号線を北上して信夫山墓地、というルートにした。
↑これは、途中、道の駅川俣で入った蕎麦屋「蕎麦六」で出てきたそば煎餅。
あたしはシャモ南蛮セイロ蕎麦、助手さんは野菜天麩羅セイロ蕎麦を注文。

お品書き


川俣シャモ肉を使ったセイロ。おつゆは温かい。別に冷たい付け汁があるといいのだが


こちら野菜天麩羅セイロ

どちらも950円。蕎麦の量が少なめということろや、更科風の蕎麦といい、川内村の天山に似ている。蕎麦はおいしかった。
店は「シルクピア」という特産物販売所の二階にあるのだが、一階から見上げると蕎麦打ち職人が蕎麦を打っている姿が見えるという趣向。この職人さんが非常にていねいで、大きな声で「ありがとうございました。どうぞこの先、お気をつけて」などと挨拶する。
11時半開店で、2時くらいには閉店してしまうらしい。

蕎麦もよかったのだが、感激したのは下の売店で売っているソフトクリーム。今まで食べたソフトクリームの中でも一番うまかった。きめが細かく、余計な甘みや粘りがない。絶品。食べてよかったあ。

その後、蓬莱町のそばにあるお寺へ。

ここを訪れるのは3度目。単独で訪れるのは初めて

実父は酒の飲み過ぎで、最後は肝臓を壊して死んだ。まだ66歳だった。
結局、4歳のときに別れてから、一度も顔を見ることはなかった。

夕方(といっても、今の時期は日が高い)、信夫山墓地へ移動。
考えてみると、ここもいつもは親族が一緒で、単独で訪れるのは初めてだった。
墓の場所は大体分かっているのだが、水場が分からず、ケータイで親父に電話して訊いた。
信夫山墓地は大きな墓地だが、市営の墓地なので、設備が貧弱。というか、ほとんどない。
普通は墓地の入り口には水桶を置いた水場があるものだが、ない。管理人さんの家が墓地のほぼ真ん中あたりにあり、その入り口にある水道が水場代わり。桶もなく、ビニール製の如雨露が2つ3つ置いてあるだけ。
その如雨露に水を入れて墓に向かう。
今回、やはり墓の場所が非常に分かりづらいことが判明したので、参拝者用に詳細な写真入り案内ページをWEB上に作った。(非公開ページなので、必要なかたはメールでお問い合わせください)
墓はドクダミが生い茂っていて、名前の分からない花がポツポツと咲いていた。花は残して、ヤブガラシだけ少し取り除く。
そばにはサルスベリの木が何本か自生していて(墓の区画内からも生えている)、ピンク色の花が満開だった。

その後、靴屋を二軒回って靴を探したが、いいのがなかった。
福島飯坂ICに向かう途中、「かっぱ寿司」に入ったが、混んでいたのでやめて、そばの平禄寿司という、かっぱ寿司よりはちょっこしお値段が高めの回転寿司屋で夕食。そこそこ美味だった。


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