11/01/09の3

 LX3、S90、WX1、S600の撮り比べ(3)


WX1


S90

これを書いている今は15日の18時41分。
さっき百合丘から戻ってきたところ。
溜まってしまった写真を整理して、日記の続きを……と作業再開。写真は9日まで戻らないといけないみたいで、話が前後するのだが、ここから。

9日の日の午後、S90とWX1を持って外に出た。LX3は別格だということが分かったので、S90とWX1を徹底比較してみようと思ったわけである。

上の2枚はCanonのS90とSONYのWX1で同じところから撮ったもの。色味がこんなに違う。
ちなみに、S90やLX3は色味の調整ができるが、WX1はホワイトバランスをいじる以外には色味の調整ができないようだ。割り切っているといえばいいのか……。
多分、本当の色はこの中間くらい。WXほど淡泊ではないし、S90のこの写真ほど赤みがかってもいないと思う。 どちらも広角端で撮っている。28mmと24mmの違いはこのくらいある。

WX1の望遠端


上の写真の一部をトリミングして拡大


S90の望遠端


上の写真をトリミングして拡大

WX1の広角端は120mm相当。S90は105mm相当。広角端も望遠端もWX1のほうが伸びているのだが、画質ではS90のほうが上なので、切り取ったときの拡大画像でも、S90のほうが使いものになりそう。

WX1


S90

色味の乏しい素材で、あんまりよく分からないかもしれないが、松の葉っぱの緑の深みや階調の豊かさはS90のほうが明らかに上。

WX1 1/400秒、F2.4、ISO 160、補正-1/3、


WX1 1/320秒、F2.5、ISO 160、補正-1/3

これはどちらもWX1で-1/3補正で撮っているが、上はノーマルで、下は「DRO」という、コントラストの補正をかけたもの。階調が浅い写真だと暗い部分が真っ黒になるので自動的に明暗差を補正してやるという機能で、最近のデジカメにはたいていついている。

同じ場所で同じ方向をS90で撮ると↓こうなる。

S90 1/80秒、F4、ISO 80、補正-1/3


S90 1/50秒、F4、ISO 80、補正-1/3、

CMOSとCCDの画質の差はほとんどなくなったと言われているが、本当にそうだろうか? これを見る限り、まだまだCMOSの色調の浅さや階調の雑さは気になる。S90のCCDは1/1.63型、WX-1のCMOSは1/2.4型。面積の違いからくるものとも言えるだろうが、いずれにしても、同じ面積ならCMOSのほうが有利だ、などということはなさそうだ。CMOSだろうがCCDだろうが、面積が小さいところにいっぱい画素を詰め込めば階調が浅くなる。


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