2011/03/24

運動がてらスーパーに

東電のおかげで、1日中コンピュータの前に座っている生活に戻ってしまった。
ジョンのお散歩がないので、身体がおかしくなる。近所のスーパーまで歩いて買い物に。
放射能が検出された野菜や水のニュースが出てきて、スーパーの野菜の棚には野菜が売れずに残っていた。
商品はほぼ普通にある。一時の買い占め騒ぎも一段落したようだ。被災地の人たちのことを考えると、こんなにものがあっていいのだろうかと罪悪感さえ覚える。

魚介類も売れていない。よく見ると「韓国産」「北海道産」などとある


納豆はずっと売り切れ状態

2011/03/25

明日一時帰宅する

このところ、一般向けの情報発信的なものになってしまっていたので、本来の「阿武隈日記」に戻ろうと思う。
更新も、今まで通り下方向にしていく。
明日、川内村に一度戻ることにした。
出てきたときは原発で何が起きているのか、情報が入らず(というよりも意図的に隠されて)、かなり慌ててしまい、取るものもとりあえずだったからだ。
福島第一原発からは放射性物質がだだ漏れ状態で、これは当面そのまま。先が読めない。3号機でついに本体が壊れたとか、4号機の使用済み燃料プールから完全に水がなくなっていたとか、そういう悪い方向に向かうことだっていくらでもありえるわけで、多少のことは覚悟の上で戻るしかない。

村には60人以上の人たちが残っているという情報がビッグパレットから伝わってきた。
その人たちがいちばん必要としているのはガソリンなのだが、ガソリンは簡単には持っていけない。
mixiでそう書いたところ、ニシマキさんが、仲間が携行缶を持っているから連絡を取ってみると言ってくれた。
ニシマキさんがやっている「自然山通信」の事務所(横浜市)にある20リットル缶2つを提供してくれるというので、取りに行った。
遠いなあと思ったのだが、距離を測ってみたら、獏工房に行くより近いくらいだった。村の中の距離感と都会の距離感の違い。
20リットル缶にはガソリンが入っていて、それごと持っていっていいという。ありがたい。
少し隙間が空いていたので、途中、開いているガソリンスタンドに寄って満タンに。ついでにスーパーに寄って、近所の残っている人たちに少しでも届けようと、食料品、調理油、酒などを購入。
村の生活は分かっているので、ある程度、不自由しそうなものの想像がつく。米や野菜は自給できているし、保存食のようなものは自衛隊や村の職員が少しずつ運び始めているはず。酒とか油とかが切れると辛いだろうなと思って、その手のものを選んだ。
そのスーパーでは店内の照明を半分以下に落としていて、暗かった。

つい「酒が切れるとつらいだろうな」と思ってしまうので……


5軒分くらいを想定して小分けにしておく


自然山通信さんからのガソリン20リットル×2も積んで、明日朝の出発の準備

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