新たな大塚愛伝説は作られるだろうか

ニシマキ師匠に、愛ちゃんが避難のときの様子を語っている動画がYouTubeにアップされていると教えてもらった。
これ↑
獏原人村はぎりぎりで20km圏外になり、現在は「緊急時避難準備区域」に指定されている。
マサイさん夫婦はもう家に戻って、以前と同じ生活をしているが、幼い子供二人を抱える大塚家はそうはいかない。保育所も小中学校もなくなってしまったので、放射能云々以前に、今までと同じ暮らしが再開できなくなってしまった。
「大塚愛伝説」に新しい伝説が加わるのだろうか。
自転車に乗って、ひとりで獏原人村にやってきて、ひとりで自分の住む家を建てて、数年後、そこで家族を作って、東電にも東北電力にもお世話にならずに暮らしていた愛ちゃんの人生を奪った連中は、自分たちが犯した罪の深さを今なお理解していない。

愛ちゃんにはいつでも会える日常だったから、もしかするともうずっと会えないかもしれないと思うと、改めて今回の事態の大きさを知り、怒りを覚える。

（2017年3月12日追記：　大塚愛はその後、岡山県議会議員になった。2011年以来、僕はまだ彼女に会えていない）