2011/10/11の2

人生の大掃除開始までの苦悩(承前)

まだかろうじて動くかもしれないオープンリールマスターレコーダー。2トラック38cm/秒のやつ。10インチリールがかけられないので、10インチのテープは聴けないまま。
これも持っていくことになるだろうが、死ぬまで使わない気がする。
ほとんどDATにコピー済みだし。

U110とS330。タヌパック最初のCD『狸と五線譜』を作ったときの機材


S330につないであるデジタル方式ディスプレイ。今はもう入手困難であるが、
S330を今後使うかどうかというと、限りなくNOだろうなあ……さてどうするか


オープンリールのマスターテープ群

②と書いてあるのは2トラックの意味


書斎に戻って、文庫本群……


このへんは、まず絶対に読み返さないな


かなり焼けている文庫本って、古書店でも引き取らないだろうしなあ


ここにもちょっとだけ写っているが、「と学界」からツッコミが入りそうな本もいっぱいある

本って、ほんとに困るね。処分に。
草野心平はうまいことやって川内村にごっそり処分してしまった。それが「天山文庫」。
中を見せてもらったけれど、古書として値打ちのあるような本は見あたらなかった。
天山文庫の価値というのは、建物の風情と池のガマガエルくらいかなと思っている。
それでも、やはり本というのは面倒くさい。
どうしたものか……。
それ以上に、カセットテープは困ったな。ゴミとして捨てるしかないかなあ。
自分の人生を見ているのと同じで、なかなか捨てがたいのよね。
若いときって、これを全部録音して何度も聴いていたわけで、今では信じられないエネルギーを音楽に費やしていたのだなあ。
その時代に勝負できなかったらもうおしまい、ということが、改めてよく分かる。
人生、虚しいねえ。

午後、助手さんを逗子の実家に迎えに行き、帰りに横浜の親父のところへ。一緒に晩飯。
反町の菊家という鰻屋で鰻を食う。下から2番目のランクのやつで、2600円くらいだったかな。
つかの間の贅沢。

神棚がある店内


昭和の風情そのまま


鰻重


僕はご飯と蒲焼き別々にしてもらった。値段は同じ
親父はあと一週間で誕生日。83歳に。宮脇昭教授と同い年。
宮脇教授は103歳までは生きると言っている。あと20年。あたしはあと20年も生きる自信がない。
鰻をおいしく食えるうちは、生きていたいが。
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