2012/04/02

 四月に見る夢はバカな夢か?

Googleマップに「冒険」とかいうバージョンができていた。エイプリルフール用かと思ったら、2日になってもまだ見られる。
冗談や遊びにとんでもない金と手間をかける連中に、日本が勝てないというのは分かるなあ。
この冒険マップ、1Fも2Fもすっぽり情報は抜けている。冒険しに行ってはいけない場所なのかな。


なぜか数年前から『ふくしま夢通信』という冊子が、川崎市の旧仕事場に送られてくる


食い物がない、というので、買い物に。ついでに久々に外食。
大沢ICそばの「ひらの」という和食の店。職人さんの車がよく停まっているので、穴場的な店なのかと思って入ってみる。すでに1時だったので、職人さんたちは食べ終えて帰るところだった。
座敷もあり、宴会などをメインにしているのかもしれない。ごちゃっとした店構え。
ランチメニューには入っていないヒレカツ定食(1300円)とランチメニューにあるミックスフライ定食(900円だったかな)を頼んだ。
食後に珈琲がついた。
金額的には「駅前食堂」の倍近い。

ヒレカツ定食


ミックスフライ定食


帰ってきたらのぼみ〜が窓のところで待っていた


はい、ただいま〜


北海道にお住まいのかたが、北海道新聞を丸ごと2日分送ってくださった。読んでみてほしいと。
原発関連の記事、なかなか頑張っているという印象。
川俣町山木屋地区での除染モデル事業の記事が出ていた。
公民館の屋根を高圧洗浄水で除染したところ、除染前が2.04μSv/h、除染後が2.56μSv/hで、むしろ線量が上がったという。
屋根に積もっていた雪を融かして下におろした分、放射線を遮蔽する効果が落ちたからだろうとか解説されている。なんだかなあ……。

南相馬市小高区の警戒区域除染についても記事が載っていた。
英会話教室をやっていたKさん宅は、昨年12月6日から17日までかけて、例の原子力機構が指導する除染実証作業をやったところ、玄関前地表1mでの線量が0.8〜0.9μSv/hになったという。昨年9月の時点で1.3μSv/hだったから、時間経過で下がった分も考えれば、あまり効果があったとは言えない。

4月1日に、田村市と川内村の一部に食い込んでいた20km圏警戒区域が解除され、立ち入りができるようになった。
しかし、単純な解除ではなく、今度は「帰宅困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」という名称のエリアができた。
今までの「計画的避難区域」はそっくりそのまま残っているから、ざっくりとらえれば、まず、帰宅困難区域は児玉龍彦教授が浪江町町長に言っていたように「東電によってダムの底に沈んだと思って諦めてください」という絶望的な区域。計画的避難区域+居住制限区域も当面は帰れそうもないから、基本的には住むのは諦めて、新天地での生活を始めたほうがよいだろうという地域、ということになるのだろうか。
そのエリアを分かりやすく囲むとこんな感じになる↑ 1年以上経って、ようやく実態に近い区域指定ができつつあるということか。
生殺し状態を長引かせるのはよくない。「諦めてください」と宣告すべきエリアには、さっさと新生活を始められるような応援と補償をすべきだ。
微妙な地域については、ひとりひとりの事情、要望をしっかり受け止めた上でのきめ細かな対応を望みたい。


川内村に関しては、はっきり言うと、「双葉郡」──特に、富岡、大熊、双葉、楢葉の原発立地4町と決別できるかどうかが大きい。
原発立地4町は、これから長い賠償闘争と1F、2Fの廃炉作業に明け暮れる特殊エリアになってしまった。以前のような町に戻ることは、少なくとも我々が生きている間にはない。
双葉郡の人たちの生活再建は、故郷を捨てることから始まるのだろう。
それと一緒になって行動していく限り、New川内村はない。小野町や南相馬市、いわき市、田村市と協力して、飯舘村、葛尾村、川俣町、浪江町などで家と土地を事実上失った人たちの受け皿となれれば、決して暗い未来ではない。強い意志を持った阿武隈人が入ってきて、自立した強い村作りが可能かもしれない。
その決断を、村ができるのかどうか。

『裸のフクシマ』の中で書いた、村長と昼飯を共にしたときに僕が言ったことは、実はそういうことだった。
「悪いお友達とは手を切りなさい」と言ったのだ。「原発運命共同体」と手を切る覚悟を持たない限り、川内村に未来はありませんよ、と。
ちゃんと伝わったかどうかは怪しいのだが。

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