2012/06/10 の2

泉福寺ライブ

これまた近所でありながら、今まで2回、行こうと思って行きそびれていた泉福寺ライブを初体験。
お寺ライブというのは全国的にあるらしいのだが、実際に体験するのは初めて。
今にも降り出しそうな天気だったが、前回は嵐だったから、はるかにマシ。

開演10分前くらいに到着。すでに駐車場はほぼ満杯で、本堂にセットされた椅子席は7割くらいの入り。
PAが立派なのに驚いた。
今回で第56回だという。すごいね。
毎月休まずにやったとしても5年かかる。

進行役の人が小松屋のしげるさんそっくり(風貌がというより、雰囲気が)だった。
次にご住職登場。挨拶。
そのライブを最初に提案し、毎回裏方をやっていたかたが先月亡くなったという報告から始まった。
会場どよめく。
ご住職と同級生だったとか、聞き間違いでなければそういう話だったが、悲しみを抑えて、さらっと笑顔で報告するところが、かえってインパクトがあった。

最初はグリーンズというバンド。フォークというが、完全にカントリーミュージックだった。向かって右の二人が本来のグリーンズ?で、左側の二人は別にカントリーバンドを組んでいるらしいのだが、カントリー色一色だった。
今、「先月亡くなった」と報告されたかたが作詞したというオリジナル曲も何曲か。蕎麦の町、今市〜♪ とか、下小代駅の旧駅舎を保存する運動をしていたときに作られた東武線のPRソングみたいな曲とか、地元色が濃厚。
その亡くなったかたの娘さんがヴォーカルで入っているらしいのだが、さすがに今回はお休みらしい。


おっさん4人のグリーンズ


2番目は本日のメインゲスト?であるソプラノ歌手の菊池薫音さん。お母さんのピアノ伴奏で10曲ほど。
最近、高音が聞こえづらくなっているかなと思っている50代後半のおっさんとしては、高音を聴く訓練のような感じだった。さすがに、人間の声はいくら高くても聞こえる。
でも、MP3でも無圧縮のWAVでも同じように聞こえるというのは、明らかに高音域が聞こえなくなっているのだろうなあ。音楽をやってきた身としては寂しい限り。
身体が動かなくなっていくとか、疲れやすくなったとか、そういう衰えよりずっと寂しい。

次は、ブレイクダンス。
佐藤綱城氏は、実家がこのお寺の近所らしい。このかたも先日、おばあさんが亡くなり、法事で久々に顔を合わせた住職と、
「今、どこで何しているの?」
「水戸でダンス教室のインストラクターをしてます」
……という会話を交わしたことで、今回の出演になったとか。

お寺の本尊の前で踊るというのも、なかなか


次は「ブレイク」というグループ


左右のおっさん二人は同級生の幼なじみ。若い頃はCSNとかガロとかをコピーしていたんだろうな、という、分かりやすいオリジナル曲をやったり、懐かしい『名前のない馬』や『Teach Your Children』をやったり。
同じ世代の音楽だけに、聴いていて複雑な気持ちになった。
音楽ってなんなんだろう、とか、歳を取ると新しい音楽(今流行っている音楽という意味ではない)には反応しなくなり、音楽的感動よりも感傷のほうが支配的になるのかな、とか、まあ、いろんなことを考えてしまった。

音楽ライブというのは、ある面ではサーカスを見るみたいなところもあるようで、すごくきれいな声だね、とか、楽器がうまいね、とか、あんなに速弾きできるんだぁ〜、とか、そういうところで感心して聴いている人もかなりいるんだろうと思う。
僕はそうではないので、もしかすると、大多数の人たちとはずれているのかもしれない。
歳を取るにつれて、自分が「ずれているのかもしれない」と感じることが多くなる。
同じものを見たり聴いたりしているのに、脳が見ている、聴いているものは違う、というようなテーマは哲学でよく取り上げられる。自分が見ている「青」という色は、隣の人には赤く見えているかもしれない。でも、その人は生まれたときから、赤を青だと教えられているので、その色が青であることを疑わないし、一生、なんの不思議も感じない。

音楽については、言葉を意味のある言語として聞いているか、ただの音として聞いているか、という違いに似た差異もあるような気がしている。
ずいぶん前に書いた『あなたの音感は何型か?』のテーマに戻ってしまうのだけれど……。

まあ、はっきりしているのは、より多くの人を感動させるには、完璧なテクニックが必要だということ。中途半端なものには感動しづらい。
自分にあてはめると、なんかどんどん辛くなってくる。
音楽は大変だよ。本当に。

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