2012/11/21

涼風号復活


先日、涼風号の前輪が歪んでしまった、という件は書いたのだっけ?
そう、歪んでしまったのだ。いとも簡単に。
Uターンしようとしてハンドルを切ったら、タイヤが砂利にめり込んで、その拍子にブレーキがガッとかかって、倒れるでもぶつかるでもないのに、前輪がぐにゃっと曲がってしまった。
あっけない。
やっぱり安物はダメだなあ。電動アシストのMTBが3万円台っていうのも異常だしねえ。

で、ヤフオクやらアマゾンやらでいろいろ探した結果、台湾製の一体型リムがよさそうだと思って、寝て起きたら入札しようとしていたのだが、起きたらもうそのページがなくなっていた。
仕方なく、他を探して、似たようなホイール(中古タイヤ付き1800円)に入札して半日後に、お目当ての台湾製のが見つかった。あちゃ~。失敗したな。
しかも、入札してしまったやつは、調べたら中国製。おそらく涼風号についているのとまったく同じではないだろうか。ということは、やはりヤワだってことだ。
どうせ取り替えるなら後悔のないように……と、すでに入札しているやつは諦めて(そのまま落札したら仕方ないので引き取る覚悟で)、台湾製のアルミ・マグネシウム合金一体型のやつを即決購入。
その後、1800円の中国製中古も、誰も入札せずに落札になってしまったので、2本同じ日に届く羽目に。

まずはカンガルー便でお目当ての台湾製のやつが届くはず。
涼風号を引っぱり出して、前輪ホイールを外した状態で待機↑

お昼前にカンガルー便で台湾製のが届いた


クイックリリースが初体験だったのでちょっと悩んだのだが、あっさりついた


これでいいのよね? 外れないよね? 試運転したらブレーキがきかない。調整に戻る


ブレーキを調整し、もう一度試運転。いいみたい


色が、赤、黒、白、黄色、青とあって、黒は欠品中だった。で、白にしたのだが……そんなに変じゃないよね?
黒があれば黒を頼んでいた。結果としては、黒が欠品していてよかったのかもしれない。黒のほうが違和感あったなあ、きっと。
ブレーキの調整もしたので、沢の点検を兼ねて試運転。

沢へと続くU字溝の脇の道。紅葉している


あ~、やっぱり詰まっている。かなりの量の落ち葉


最近は荷台に必ず積んでいく熊手で掃除


ごぼごぼごぼっと、沢へ流入していく
一回りして家に戻る。
元の歪んだホイールを片づけるのにも、ばらしたほうが処分しやすいので、しこしことスポーク数十本を外していった。


最初は数本外しただけでいいと思ったのだが、結局全部外した


なんじゃこりゃ、というくらい歪んでいる


こんなんでよく今まで走ってきたものだなあ。
おそらく、材質がアルミの無垢ではなくて、安いアルマイトみたいな合金なのだろう。あるいは剛性を得られるだけの厚みがないのだろうな。
電動アシスト付き自転車が3万円台で売られているということ自体、異常なことではあるのだが、どうしても安さに心が動かされてしまう貧乏性。
今度「安物買いノート」とか作ってみようかな。
3.11後の引っ越しに伴って、ずいぶんいろいろな買い物をした。洗浄便座は一番安い東芝のやつを最初に買ったのだが、これは大したもので、今もちゃんと問題なく使えている。同価格帯の他社製品より明らかにコストパフォーマンスが高い。
2番目に買ったパナソニックのは、東芝より高いのに脱臭機能が付いていなくて、しかも数か月で壊れて修理依頼するはめになった。

複合機はブラザーが安くて、ここ数台、続けてブラザー製品を買っているのだが、これも立派な製品で、もっと高い他社製品より性能がいいし、消耗品価格も安い。

タイヤは、最初に買ったインドネシア製(Achiles)のスタッドレスタイヤがあまりにも快適で、なんの問題もなかったので、すっかりアジアンタイヤを信用するようになってしまった。
2回目に買った中国製(SILEN)の夏タイヤもまあまあ無難に使えている。
で、3回目に買ったインドネシア製(Pinso)で初めて??となった。ハズレらしくて、バランスが合わない。真円ではないらしい。

涼風号は中国製だが、いきなりバッテリー内部の結線に剥離があって自分で修理するはめになった。あちこちのプラスチックパーツもすぐに割れる。
今回の前輪交換作業後、見慣れない三日月型のプラスチック板が落ちているのに気付いたのだが、しばらくなんだか分からなかった。後から、チェーンリングカバー(内側)が割れたと判明。
前輪の泥よけも破損していて、なんとかぶら下がっている状態。スタンドの取り付け金具も簡単にひん曲がって、しばらくまともに立てることもできなかった。スタンドごと交換も考えたのだが、プライヤーでひん曲げて、今は辛うじて使えている。
とにかくヤワ。でも、心臓部分のモーターと駆動系は今のところ大丈夫。駆動力が落ちた感じもない。変速機もシマノ製を使っているようで、これもなんとかなっている。
だから、各部がヤワなことを承知の上で、壊れたところをちょこちょこ直しながら乗れば、ものすごいお買い得ではある。
そもそもMTBタイプの電動アシスト付き自転車って、他には売っていないのである。中国製のも、今はもう見あたらない。
でも、自転車をいじるのが好きな人は、ハナからこんなヤワな中国製を買わないだろうし、自分で修理するなんてありえないと思っている人は、ちょっとした壊れや不具合でも投げ出してしまうだろうから、この製品に「向いている」人は少ないのかもしれない。

最近の傾向として、ブランド製品や国産品であっても、不良品や設計ミスが多くなってきたということは言える。現場で働くエンジニアなどがみな言っている。かつては考えられなかったようなつまらない故障を起こしたり、なんでこんなものが出荷されたのかというような初期不良品がある、と。
不況でもあるし、安物買いで苦労しながらもなんとかやりくりする生活を楽しむ精神が必要なのかな。

今回の台湾製のホイールは正解だった。ハンドルを切ったときの剛性感が違う。6000円は高くない。(自転車マニアの人が聞いたら、何をアホなことを言っているのかと笑われること間違いないが……)

このページの写真はSONYのWX1とパナソニックのLX5で撮っています

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