2013/07/29

生根神社

住吉大社のそばにある神社に、コマイナーズまきさんお勧めの「カイゼル髭狛犬」がいるというので訪ねてみた。
ブロンズなのね。

 
他のブロンズ狛犬よりは味わいがあるけど、瓔珞つきだからこれも中国獅子のつもり?


 
多分、大阪のブロンズ製狛犬は途中から中国獅子と混同されてしまったのだろう



昭和12年(1937)。太平洋戦争前だが、これも供出を免れたのだろうか? それとも再建ものなのだろうか?
制作者は大阪南区井上重蔵。
この「井上重蔵」を検索したら、ものすごく面白いページがヒットした。
へええ~っと感心しながら読んでいたら、ああ、liondogさんのサイトだ。
井上重蔵という鋳造作家は岩手にまで作品を提供していたのだなあと、またまた感心。
liondogさんが発掘した古絵葉書の写真はぼけていてよく分からないけれど、この生根神社の狛犬(中国獅子風の創作系狛犬?)に似ている気もする。
ということは、この生根神社のブロンズ製はなんらかの理由で供出を免れたのだろうか。

さて、本殿横から奥へ進むと、奇妙な額が目にとまった。

これは何? 


裏手の神社には平成20年建立の新しい狛犬が


おそらく中国製だろうが、もはや岡崎現代型とも違う


ありとあらゆる要素を取り込んだような機械彫りの狛犬



ついになんでもありになったんだなあ、という一種の感慨というかため息というか……


さらに進むと、末社に小振りな浪花狛犬があった


住吉大社境内にある種貸神社のさらに末社か?


建立年は分からなかった






| 次の日記へ次の日記へ

HOMEへ 狛犬ネット入口目次へ



狛犬ネット売店へ
狛犬ネット売店

『神の鑿』『狛犬ガイドブック』『日本狛犬図鑑』など、狛犬の本は狛犬ネット売店で⇒こちらです



『狛犬かがみ』はAmazonで購入できます


狛犬グッズ
Tシャツからスマホケースまでいろいろな狛犬グッズは⇒こちら



更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報

一つ前の日記へ一つ前へ |    

目次へ目次

     takuki.com homeHOME      | 次の日記へ次の日記へ