2014/05/06の2

Mike、健二と会う


黒田養蜂園で黒田雄一社長(3代目)と日米養蜂事情談義を終え、なんだか分からないが巣箱やスズメバチの死骸を見て興奮しているMikeを再び車に乗せて、次の訪問先、「俺たちの米」の廣田健二さんの農場をめざす。
サイトによれば「大きなニンジンのオブジェが目印」とのこと。Mikeにそう告げると大笑いしていた。
しかし、大きなニンジン……見えないねえ。
ナビに従っていたら、田んぼに落ちそうな細い道を通らされた。でも、なんとか到着。ニンジンも遠くに見えた。
ちょうど外に出て農作業していた廣田さんを見つけた。

いきなりメールしてきた怪しい二人を迎え、最初は「ちゃちゃっとあしらうか」と思ったそうだが、すぐにMikeと意気投合して、廣田さん、熱心に農場を案内し始めた。


田んぼを案内し始める健二さん


土作り現場?


健二さんの友人二人も駆けつけて……


昔の足踏み式機械を説明する


苗床?


このへんはハーブがいろいろ植わっている


ハーブを摘んで、これからハーブティーを入れてくれるようだ


お、カエルの卵発見


アカガエルっぽい卵塊だけど、多分、トウキョウダルマガエルだろうな


今摘んできたハーブでお茶を。日米農業サミット開幕


通訳係の友人も呼んでいたけれど、ほとんど自力でガンガンいく健二さん。Mikeも必死に聴こうとする


外はどんどん冷えてきたので、炬燵に移動して続行



廣田健二さんは1984年生まれの29歳。僕が30のときに生まれているわけで、親子くらいの年齢差だ。
Mikeはたしか32歳だと言っていたから、二人は同年代。……というか、あれ? 考えてみると、Mikeと僕も親子ほど年が離れているわけか……ちょっとショックだわ~。

Mikeの関心事は地域社会の健全な食の営み。日本はどこに行っても田んぼと畑があり、「個人」がそれを耕し、食物を育てている。それが素晴らしいと言う。
アメリカではそんな光景はもうないのだ、と。
ほとんどの農地は企業の経営になっていて、化学薬品やエネルギーは使い放題使っている。日本も今、それを真似ようとしているが、日本でそれをやるのは非常に危険だとMikeは警告する。
健二さんの視点も同じで、地域に根ざした、自立・独立した農業の確立を目指して兼業農家である実家の農業を継いだが、今、この地域も農地集約化などの波に呑み込まれようとしていると言う。
自分にはやりたい農業がある。やりたい方法で自立してやるためには、自分で販路を確立しなければいけない。そのためにはWEBもできなければいけないから、目下、プログラミングまで学び始めていると言う。

しかし、彼がめざしている農業のあり方は、地域の他の農家だけでなく、自分の親や祖父のやり方とも衝突する。
自分の田畑に平気で煙草の吸い殻を捨てたり、何の躊躇いもなく除草剤を撒く親や祖父の世代とのギャップを感じつつ、なんとか自分のやり方を貫きたいと奮闘しているようだ。
その姿勢がMikeの理想とぴったり重なり、二人はどんどん意気投合していく。
傍で見ていても面白いほど盛りあがっていく。

Mikeはとても感動していた。
日本は素晴らしい。自分は言ってみれば完全なstrangerなのに、彼や彼の両親は、快く和室の炬燵に入れと案内してくれ、お菓子やイチゴまで振る舞ってくれる。こんなことはアメリカではありえない……と言うのだが、そうなのかなあ。
アメリカにだって、そういう人たちはいると思うけれど、治安の悪さとかが関係しているのかな。




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