2014/12/06の5

『狛犬の棲む里』上映会とトークショー


近津神社の復活狛犬を堪能してから会場の白河東文化センターへ。
すでに県外からの人たちが到着していた。
首都圏からは狛研の山田理事と阿由葉編集長。狛犬さがし隊は隊長の長谷川さん、副隊長の田村さん以下数名。
地元の人たちも続々と集まってきて、開演前には300人入るホールがほぼいっぱいになった。

約45分の映画上映後は、監督夫人が監督からのメッセージを読み上げた。
夫人のプロ顔負けのスピーチ技術にびっくり。監督のメッセージも、隅々まで心配りのされた立派なものだった。



桂監督夫人のメッセージ代読に聴き入る


左から東野出島地域活性化センター鈴木会長、吉田さん、たくき
※写真撮影:田村副隊長

映画上映後はトークショー。
これはとても難しかった。
地元の人たち、県外から来た狛犬好きの人たち、桂さんの映画制作仲間……みなそれぞれに興味の対象が違う。
地元の人たちは郷土の宝である狛犬や、それを作った石工たちのことが映画にまでなったということで、一体どんな内容なのだ、という興味を抱いて集まってきただろう。
県外からの狛犬ファンは、この地の狛犬はほんとうにそんなに特別なのか? という興味を抱いてやってきている。
映画制作に携わったり、桂監督の昔の仕事仲間のみなさんは、特に狛犬が好きというわけではなく、映画のテーマやクオリティに関心がある。
どのへんにフォーカスすべきかで内容が変わってくる。
僕自身は、今回は利平・寅吉・和平という3人の石工たちの人物像に迫りたいという思いがあり、そのための素材も用意していたのだが、すぐに「あ~、これは違うんだな」という空気を感じ取った。
そんなわけでどのポイントにもいまひとつ踏み込み足りなかったが、これはまあ仕方がないだろう。

その後は余興タイム。当初は、第一回講演会のときのように弾き語りでもしようかと思っていたのだが、前日になって、長谷川さんが落語を用意していると知り、では、その前座としてEWIの即興演奏でもしようかと考えが変わった。

こういうのはとかく空回りしがちで、今まで何度も「すべった」経験がある。だからサラッとやろうという気持ちと、どうせなら心を込めて、自分ができることを精一杯やりたいという気持ちが錯綜する。
結局、気持ちの統一がとれないまま、中途半端なことになってしまった。
もっと気持ちを強く持って、なおかつ邪念を捨ててやらないといけないな、と、猛省。

その後は神宮寺に場所を移して懇親会。
明日の見学ツアーに参加する人たちは神宮寺に宿泊。

僕はまだまだ話が弾んでいる席を立ち、夜10時過ぎに日光に戻った。



「狛犬さがし隊」の長谷川隊長による落語


懇親会での副隊長


余興タイムの前半


後半
※撮影は阿由葉編集長
こんな風に、上映会とトークショーは無事に終了。
僕は参加できなかったが、翌日の見学会も35人も参加して、みなさん堪能したとのこと。よかった。



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