のぼみ~日記 2015

2015/04/13の2

たきた

朝から冷たい雨。助手さんを駅まで送るために早起きしたら、いつもより早い時間から腹が減ってきた。
今日からまたネコと留守番。寒いので、あったかいものでも食べたいなあ……月曜日だから限定されるなあ。
大人気の「びしゃもん」は月曜日やっているけれど、開店と同時に満席になり、お昼には行列ができる店なので、開店と同時に行くにしても一人で入るのは気が引ける。
いろいろ悩んでいるうちに11時になった。じゃあ、こだま食堂というのに行ってみるか……と出かけたら、見つからなかった。閉店したのだろうか。
そこで前に一度入りそこねた「たきた」へ。
餃子と肉団子がおいしい、と、ふぃふぁ山荘さんがリポートしていた店。
11時40分くらいに入った。お客はいなくて、多分僕が口開けの客。
大衆食堂というか、ばあさまがやっている、油っぽい食堂兼飲み屋のような店だと想像していたのだが、店の入り口にカフェのような黒板が出ていたりして、最初から「あら?」と、ちょっと戸惑う。

店内もすっきりこざっぱり。改装したのかな?
メニューも、油よごれしたビニールに入っているやつとか、壁にベタベタ貼られた短冊みたいなのを想像していたのだが、違う。
ランチメニューも、なんかいっぱいわさわさある中から選ぶというイメージだったのだが、そうではないらしい。
美人の女将?も想像していたのとだいぶ違う。
戸惑いながら、焼きうどんセットと餃子を注文した。
びしゃもんに行ってみたいけど一人だと入りづらいし……と、さっきまで悩んでいたため、焼きうどんが頭の中に残っていたのだろう。普通なら頼まないメニュー。頼んだ後に、失敗したかなとびくびく。
まさか、「セット」の中に餃子が入っていて、餃子がダブって出てきたりはしないよね?


こぎれいな店内。想像とだいぶ違う……


すっきりしたメニュー。これも予想とだいぶ違う……


かわいい告知板。予想とまったく違う……


ふぃふぁ山荘さんが絶賛していた餃子。意外とこじんまりまとまっている印象


これが焼きうどんセット(700円税込)の全貌


後から作業服を着たおじさんが一人で入ってきて、迷わず「煮込みハンバーグ」を注文していた。
出てきたのを見て、あ~、これにすればよかったかなと、ちょっと後悔。グラタン皿みたいなのに入っていて、こじゃれている。よっぽどおじさんに声をかけて写真を撮らせてもらおうかと思ったのだが、そういう空気じゃないので、ぐっとおさえた。

焼きうどんはボリューム満点。ただ、びしゃもんのようなオリジナル性はなくて、オーソドックス。目玉焼きが添えられているあたりがこの店の良心というか伝統?か。

家に戻ってから改めてふぃふぁ山荘さんのリポートを読んだら、なんと、2013年の暮れに女将が亡くなり、半年以上店を閉めていたらしい。
それが子の代に引き継がれて、2014年9月に再開した。その際、改装もして、メニューもすっきり今風に変えたらしい。
例えば、肉野菜炒めランチ+餃子+珈琲で、ちょうど1000円(税込)。量も内容もたっぷりだから、決して高くはない。でも、周囲には国に認定された「食の名工」がワンコインランチを頑張る「千とせ」や、ホテルで経験を積んできたベテラン板前さんが腕をふるう「無垢里」もある。お洒落な蕎麦屋さん「楓」もある。安さとボリュームなら1000円以下でうどん・そばと丼を同時に食べられる「みはしや」もある。そうした激戦地区で生き残るには相当な工夫が必要になってくるに違いない。

ふぃふぁ山荘さんはこの「たきた」にはかなり思い入れがあるようで、最初のリポートから順に読んでいくと、「たきたストーリー」が見えてくる。(↓クリックすると ふぃふぁ山荘さんのリポートへ)

2012年10月



2012年12月



2013年8月 下野新聞に掲載された記事



2014年9月 再開したときのリポート



2014年11月
たきた は、代替わりして、もしかすると先代が築き上げた「餃子と肉団子がおいしい地元に愛される食堂」から、若い人たちや観光客にも認められるお店へと変身を遂げようとしている途上にあるのかもしれない。
今市は食べどころ激戦区だけに、大変だろう。利用する側としては選択肢がいっぱいあって嬉しいけれど、最近は新しいお店に入るたびに経営のことを想像してしまうという、困った習慣ができてしまった。

「びしゃもん」は場所も分かりづらく、もともとは喫茶店のはずが、今では「焼きうどんがうまい店」として県外からの観光客も押し寄せる人気店になっている。そうした超人気店になるのかならないのかを分けるものは何か……。
やはり「あの店のあれが食いたい!」と思わせる強力なメニューなんだろう。
お店を経営する側は本当に大変だろうけれど、こんなに狭いエリアにこれだけいろんなお店が集まっている今市エリアは都会の人たちにとっては羨ましいはず。

日光観光の際は、食事は今市で……が、通の楽しみ方だな。



日光クリック たきた
日光市今市714 tel:0288-21-2004
ランチタイム 11:30~15:00頃、夜の部 17:00~21:00頃
日曜定休&不定休



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