日本自然保護大賞（主催・日本自然保護教会）　というのがあって、その「子ども・学生部門」で大賞を受賞したのが村田結菜（山口県美祢市・小６）さん。
コンクリート側溝に落ちたカエルを救う「お助け！シュロの糸」の考案と、現場での実証・実践活動」の取り組みに対して贈られた。
上はその授賞式での発表の模様。

小学校３年生のときに田んぼの用水路でカエルたちが流されたりひからびてしまう現状を見て、何とかしたいと思ったのがきっかけだったという。
そこに気づくというだけですごいが、「なんとかしたい」と思い、その後、ずっと実証研究や装置の考案を続けたというのだからすばらしすぎる。
特に「コンクリートのＵ字溝に後からスロープをつけるのは大変だしお金もかかる。もっと簡単で安くできる方法はないか」というところまで考え抜くところがすごい。
大人は思考硬直していて、こういう簡単なことに思い至らない。かく言う私も、スロープ式のユニットのことばかり考えていて、シュロの糸という発想がなかった。猛省。

小学生がここまで考え、実証実験までしてくれたのだから、あとは大人たちがしっかりこれを広める番だ。
各自治体の職員さん、ＪＡや農村地帯の自治会さん、あるいはサントリーとか、企業の経営陣や広報活動担当者さん、さあ動きましょう！　「いい話だね」で終わらせるのではなく、実際に動かなくちゃ。それこそ「今でしょ！」