のぼみ~日記 2015

2015/07/02

イモムシ

桐の葉っぱについているイモムシがかなり大きくなった。こういうの大の苦手なのだが、慣れは恐ろしいというか、見ている分にはそれほどザワザワしなくなってきたなあ。
世の中にはイモムシは平気でもカエルはぎゃ~~!って叫ぶほど苦手という人もいるのだから、不思議。

苦手は苦手


もう、こんなのばっかりで、どれがどれやら、あれ? これはもう使った写真では……と、こちらも分からなくなっている


これはかなりサトアカ(ニホンアカガエル)っぽいミニだ


これはコッソリープでのミニアカガエル。分かるかな? 真ん中にいるのだが……


アカガエル、頑張って増えてほしい


来年はシェルターをもう1つ2つ増やそうかな


U字溝に落ちると危ないよ。おまえさんの体力ではそのまま流されていって溺れる可能性大


農家の人も「もう何年も見ていない」というアカガエルがこの一角にいっぱい生まれて育っている


かわず庵に戻って、また見つけた。これはかなり明るい色で……


ほぼ間違いなくサトアカ


大きさが分かるように……

今日のオマケ 「過去の決定を間違いだと認めると死んじゃう病」

新国立競技場問題は、日本の知性がいかに劣化したかを如実に物語っている。1Fの汚染水を増やさないために凍土壁を作るというのといい勝負。誰がどう考えたってまともじゃないのだが、それについてちょっと斜め読みしたような「大貫剛」氏のツイッターの「まとめ」があった。
とても興味深い。
バラバラのツイートを連結して紹介。
国立競技場は、予算超過してる時点で、認めるもなにも間違いは明白。だからこそ設計変更もしてるのに、何が間違いと認められないのか。

「建設ラッシュで単価が上がった」「詳細に設計を詰めたら予想より高くなった」はある程度理由になる。「規模を縮小する」「簡素化する」「一部を仮設にする」も、決定されたことの範囲内での「ずらし」なのでOK。ダメなのは「アーチをなくす」
アーチをなくすということは、そもそも国立競技場の機能としてアーチは必要なかった、と認めたことになる。文科省は財務省に「アーチがなくてはならない理由」を説明したはずで、それを反古にしたら文科省は嘘つきになってしまう。大臣が「アーチやめよっか…」と言った翌日にそれが取り消される理由。
こういう場合、国交省がよくやるのは「そこは二期工事にする」という方法。「道路は往復4車線必要です!」と言っておいて、予算が足りないから「暫定2車線で開通します」と言う。2車線で足りると言ってしまうと将来広げたくなったときに困るから、暫定という言葉を使う。
で、国立競技場はアーチの基礎がすごく大きくなるので、アーチだけ後から作るのが難しい。なら、「技術開発であとから作る方法を考えました」とか適当なこと言えば、辻褄が合う。シールド工法で横から掘ります、とかね。そんなの嘘でもいいのよ。話の辻褄さえ合えば。
で、オリンピックが終わってから2期工事の検討会を開いて、「アーチ作るより普通に屋根掛けた方が安上がりだとわかりました!」って言えばいい。いや、もう屋根なんか付けなくていいかもしんないけど、それなら「二期工事は未定」と永久に言ってればいい。
こういう、役所内ゲームのテクニシャンが文科省には足りないんだろうなあ…と、いろんな場面で思う。単なる内輪ルールの話なのに国民の見てる前で右往左往されたら、国民は呆れちゃうでしょう。


役所のローカルルール(合理性はゼロだが、勝手にルールにしてしまっている)が改善できないなら、その馬鹿げたルールの中で「よりマシな」方向に物事を運ぶのがお役人のお仕事。
それができなくなっている、というわけだ。

本当にそう思う。なにしろ国のトップがあの人物なんだから、官僚はよほどしっかりやってくれないと国があっという間にぐちゃぐちゃになってしまう。
外交問題も全部こういう図式というかへんてこな方法論でやってきた。そのへんてこな方法論がよろしくないのは分かりきっているのだが、なにせ日本の長い歴史の中で培われてきたものだから、簡単には変わらない。多分、変えられない。
日本人がとりたてて馬鹿だとは思わないが、合理性を重視する精神が圧倒的に欠けている。自分が生きている間だけなんとかなればいいや、という生き方をしている人だらけ。
それでも、決定的におかしくなる寸前のところでなんとかぐにょぐにょっとまとめてきた。それが「政治」というものだと、古いタイプの自民党議員は思っている。
戦力は保持できないけれど、自衛のためなら兵器を持ってもいい……とか、いろいろ。
それを現首相が全部壊しちゃった。
もう、最後の歯止めもなにもない。狂気の政治。
たったひとりのボンボンに簡単に壊されてしまう官僚や政治家の劣化もひどい。
ありとあらゆる現場で、こうした劣化が目につく。
この時代を、60歳は逃げ切れるのだろうか。あまりひどいことになる前に、うまく死にたい。










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