のぼみ~日記 2015

2015/07/26 

そば処 ほそで

今日も猛烈に暑い。
日曜の昼だけ開いている「たつみ」に行って、最初のときと2度目のときの味が全然違ったのはなんだったのか確かめてみようかとも思ったが、いっそ小来川最奥の蕎麦屋「ほそで」にまで行ってみようかと思い立った。
遠いし道も細いから、行ってみたけれどお休みでしたでは困るので、念のため電話してみたら開いてますとのこと。安心して出かける。

猛暑で、黒川は釣り客や川浴び(海水浴の川バージョン)の人たちがかなり出ている。山帰来の駐車場も車でいっぱい。
「ふれあいの郷小来川」の進入路にかき氷の幟が立っているのを見て、あ、帰りに寄ろうと決めてさらにズンズン進む。
すれ違う車は多くないが、自転車が結構走っている。到着するまでにすれ違った車より自転車のほうが多かったかもしれない。

山家も瀧茶屋も車がいっぱい停まっていた。夏休み後の日曜日で快晴。お昼時。このタイミングで人が入らないようではまずいしね。

家から30分ほどでほそでに到着。
これまた車がいっぱい停まっていた。1年でいちばん客が入る日かもしれない。


お店の前は橋で、川沿いに建っている


ほそでの前を流れる黒川。川原まで降りられる


ここまで入ってくると釣り人も見あたらない


清滝側から下って来るとこういう感じでお店が現れる


多分手作りなのだろう看板


お店の裏手から見たところ


お店の奥に続く林道


なんか大らかな入り口


お店の中はこんな感じで、想像よりずっと広々していた


メニューはシンプル。蕎麦かうどんか。他にはすいとんがあるだけ。もりそば600円は安い


窓際の席だけが空いていたのでそこに座る。窓から外を見たところ


窓にアブ。アブは清流に棲むのだよね。水がきれいな証拠


最後の1つだというすいとんが先に登場。300円。田舎の味。これだけでも結構お腹に溜まる


そばセット900円。天麩羅と小鉢がつく。安いが、これでも100円UPした。ほんとに良心的価格


すいとんが一人前しかなかったので、1つは大盛りにしてみた


こちらは普通盛り。天麩羅は茄子とカボチャとインゲンと掻き揚げ


蕎麦は太めでザックリした食感。こういうのが好きだなあ。田舎蕎麦~って感じでうまい!


天麩羅の美味しさがまた格別。サクサクだし素材がいい。蕎麦屋の天麩羅でうまいと思えたのは久しぶりだ


そば湯は急須に入って出てくる。汁は甘めで、これにサッパリしたそば湯がよく合う


田舎の蕎麦打ち名人お母さんが打つ野趣溢れる蕎麦。太くて蕎麦の味がしっかりある。想像よりずっと美味しい蕎麦だった。
天麩羅も揚げ方がうまくて素晴らしい。あと、水がうまい。訊いたら、井戸水ではなく沢水だという。店の外のパイプから流れているのと同じ水だと。「ペットボトルにお好きなだけ汲んでいってください」とのこと。残念ながらペットボトル持っていないや。次回はタンク持参で来よう。

唯一嫌だったのは、隣のテーブルの客がたいして吸いもしないのに火のついた煙草を灰皿にずっとのせたままだったこと。おかげでうまい蕎麦の味を思いきり堪能できなかった。各テーブルには灰皿が最初から置いてあるのだが、せめてこれは撤去してほしい。
他に客がいないときに「吸ってもいいですか?」と申し出てもらうようにすれば、混雑時に吸う客も減るだろう。こんな山奥にまではるばる蕎麦を楽しみに来て煙草の煙を吸うのは悲しい。

小来川はこれで山帰来以外の穴場的3店、山家、瀧茶屋、ほそでを制覇したわけだが、どこも素晴らしい。小来川の蕎麦レベルはものすごく高い。
正直なところ、今市や鹿沼の蕎麦屋はたくさんあるのだが、レベルの差が激しい。なんだこれは、と呆れる店も(少ないが)存在する。
ところが、小来川の3店はどれも水準以上。外れなし。しかも安い。
普通はこんなに山奥に店を構えたら観光客相手に高い価格設定をしそうなものだが、町中の店より安い。しかもうまいのだから、蕎麦好きにはたまらないパラダイスと言える。
夏は川遊び、秋は紅葉狩りと、自然を満喫できる。日光の隠れた名所だ。

この水を使って蕎麦を打っている。自由に汲んでいっていいとのこと




日光クリック そば処 ほそで
日光市滝ケ原3843 tel:0288-63-3636
10:00~17:00 水曜定休
平日は臨時休業も多そうなので、土日祝以外の日にいく場合は電話確認
12月~3月までは冬季休業







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