のぼみ~日記 2015

2015/08/28

iPod touch6のカメラ性能を検証する(6)動画の性能は?


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……というわけで、iPod touch6での写真撮影術がかなり分かってきたところで、最終ラウンドとして動画の性能をデジカメと比較してみる。
これはちょっとやってみないと予想がつかない。
上の動画↑は、とりあえずサクッと撮り比べてみたところ。
動画撮影中もリアルタイムで露出変更ができるのだろうかと思ってやってみたら、iPod touch6では簡単にできてしまった。撮り始めて明るすぎる or 暗すぎると感じたら、撮影を一旦止めなくても調整できるわけだ。


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iPod touch6はちょっと色味が薄くなるが健闘

場所を変えてもう一度。
遠くで鳴いている秋の虫やキジバトの声がかすかに入っているが、小さな音を拾う性能という意味ではiPod touch6は劣るようだ。
XZ-10とStylus1では、Stylus1は音声の自動調整機能があるのか、小さな音をブーストして録音しているように思える。ブーンというノイズが聞こえてくるが、これは普通の音量の状況では聞こえてこないので。

iPod touch6は、XZ-10やStylus1に比べると動画の色味が浅くなる。しかしまあ、メモ用としては必要十分な印象。一昔前のカセットムービーなんかよりはずっときれいだし、なにしろたった88gのペラペラの板でこれだけの動画がサクサク撮れるのだから、すごい時代になったなあ。

ついでに音質の比較も


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ここまでやったら、音に関しても……というわけで、今度は生ギターの音を録ってみた。
3台を並べて同時に録画。
iPod touch6のマイクはモノラル。XZ-10とStylus1のマイクは一応ステレオ。
iPod touch6はレンズの隣にあり、レンズを向けた方向の音をそのまま拾うが、XZ-10とStylus1はカメラの上面にマイクがついているので、レンズを向けた方向とは90度違う方向(天井方向)を向く形になる。どちらも無指向性集音マイクだろうから、そんなに違わないのかもしれないが。

やってみたら、これまた興味深い結果になった。
スピーカーから再生すると、XZ-10がいちばん太い音(低音成分がしっかり含まれている)だ。ちなみにXZ-10とStylus1は風切り音低減はOffにしてある。
iPod touch6の音がいちばん小さくて痩せて聞こえたが、イアフォン(iPod touch6に付属してきたやつ)で聴くと、XZ-10もStylus1もモジュレーションをかけたような不自然さが耳についた。iPod touch6の音がいちばん自然に聞こえたのだが、これはたまたまこういう生ギターの音では……ということかもしれない。
いずれにせよ、これまた十分に使えるレベル。

結論としては、iPod touch6を「カメラ、ムービーギア」として買っても悪くない、どころか、下手な安物デジカメよりはずっときれいな画像、映像が撮れるということだ。
家では光回線経由のWi-Fiで、外出時はモバイルルーター と一緒に持って行けばiPhoneとほとんど変わらない。
モバイルルーターとバッテリーを分担するので、バッテリーの持ちもiPhoneだけより有利。
iPod touch6+モバイルルーターは、僕にとってはiPhoneよりずっと魅力的な選択だ。

それにしても……しつこいようだが、なんでこういうものが日本から生まれてこないのか、残念で仕方がない。
CMOSの製造能力では目下ソニーの右に出るものはない。Appleもそれを認めているからこそソニーに画素数を抑えた新しいCMOSを作らせた。
結果はこの通り、素晴らしい。こうした適正画素数のCMOSをソニーが本気で作ったら、世に出ているデジカメの画質は一気に上がるはずだ。
噂では次のiPhone6sあるいはiPhone7ではCMOSの画素数を1200万画素に増やすというのだが、本当ならがっかりである。
もしそうなったら、iPhone6、iPod touch6は「きれいな写真が撮れたよね~、あれは」と、後世、名機として語り継がれることになるのかもしれない。






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