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のぼみ~日記2016

2016/03/10-14

中と外


今日もまたこんな感じののぼみ~。前脚が……


2016/03/11


雨上がりの散歩。誰も通らない道が光っていた


2016/03/13


いつもよりちょっと遅くなったら、レオがまだかまだかと待ち構えていた



今日は引っ張り攻撃よりも動かない攻撃のほうが多かったレオ。春になっていろんなものが土から出てきたらどうなるんだろう



うちの隣の空き地に大量の鳥の羽が散らばっている。何があった?



かなり大きめの鳥のようだが……ハト? そういえば一昨日あたり、カラスが何羽もいたが……



一部が緑色……なんだ? キジ?



まるで人がニワトリをさばいたかのように羽根だけが散らばっていて、鳥本体の痕跡はまったくない。カラスがつついてこんな風になるものだろうか?



知らないよ~ん

今日のオマケ 日本崩壊は日露戦争から始まっていたという話

naverまとめ というサイトにはときどき驚くほどよく書いている「まとめ」がある。
【借金に追われて】日本が太平洋戦争に突入した理由が悲しすぎる【原発・靖国まで】もそのひとつ。
これを作成したpalezioさんという人は何者なのか?
他にも「力作」がいっぱいあるが、どれも簡単には作成できないものばかり。
教師とか団体職員とかかなあ……なんて想像してみる。
この膨大な情報量や更新頻度を見ると、一人ではなくグループなのかもしれない。
このpalezioさんという人を検索すると、
当時のソ連が事実上のユダヤ人の支配体制でウクライナ飢饉の加害者だったという記述。これはナチのプロパガンダそのものであり、まったく容認しえません。
というツイートがたくさん出てくる。「トンデモ」だと非難しているのだが、どのへんが……という詳細な反論がない。どこかに書いているのかと思って探しても出てこなかった。

歴史を学ぶ上で大切なことは、いろいろな解釈、資料にできる限り触れて、その真偽や考え方の違いを自分の頭で考えていく姿勢だ。
内容の是非を別にして、「ナチのプロパガンダの一部と同じだから容認できない」というのは、歴史を学ぶ上での正しい姿勢とは思えない。
ナチスはどういうプロパガンダであれだけドイツ国民の熱狂的支持を取り付けたのかをまず調べて、その主張の内容を精査して、当時の時代背景において、その主張のどの部分が合致し、どこに嘘や誤りがあるのか……というような検証の仕方をしていかないと、歴史を学ぶことにはならない。

ある種の思想や哲学を感じ取れる歴史解釈に接する場合は、これを書いた人はどういう考え方をする人で、どういう分析をしてこういう考え方に至ったのか……というようなところまで想像しながら読み解く必要がある。それは言うまでもないことだ。
最終的に「ここがこういう理由でおかしいんじゃないか?」と疑問を持ったら、自分なりに検証し直して、自分の頭の中で理解や結論を再構築すればいいだけのことだ。
ユダヤの歴史を紐解く上では、宗教問題に触れ、解析していくことは不可欠だ。その部分で、タブー意識を持って結論を先に下すような接し方をしていたら、歴史の真相、深層はいつまで経っても見えてこない。
例えば、palezioさんの「ユダヤが長い間迫害されてきた理由が分かりやすいまとめ」の中には、こんな記述が出てくる。
キリスト教は、金を賤しいものとし、隣人を愛せと説きます。実はこれは仏教などの国際宗教にも共通する特徴です。一般に、権力者が宗教を利用して統治するためにそのような宗教が便利だからです。このような説明は、やがて信仰が衰えても私たちの文化の中に深く根付いています。

キリスト教は、国家に従属しやすいように進化していきました。このような変化は、イスラム、仏教、ヒンドゥー教にも見られます。うまく権力に適応できなかった宗教は多くの場合迫害されて絶滅してしまうのです。しかし、ユダヤ教は、普通の国際宗教とは異なる道を歩むことになりました。

……この記述などは、キリスト教徒やユダヤ教徒は、読んだだけで頭に血が上るかもしれない。
しかし、書いてある内容を冷静に見てみれば、なるほどそういう見方はできるな、と思う。
権力者が民衆を統治するために宗教を利用してきたのは歴史上の事実だし、その上で開祖が述べていたもともとの教義を都合よく改変し、組織化を進めるのも事実だ。

教科書に書かれていない考え方、ものの見方に触れることができることがネットの利点でもあるのだから、よい刺激、きっかけとして利用すればいいだけのことだ。それができないと、いつまでもネット漂流民のままになるから、いっそネットから離れた生活を送ったほうがいいかもしれない。
ただでさえ時間は限られているのだしね。

他にいくつか拾ってみると、
日本の家具業界が衰退した理由が悲しすぎる【花粉症は公害だった】 では、
家具に使えるような高品質な木材は、ほとんど海外製である。「高級ひのき」などと言われるが、実は日本家屋で杉や桧が用いられたのは、第一にはコストが低いためである。低付加価値の建材だったからに過ぎない。
たしかに日本の杉や桧は、下枝を払うなどの『日本人らしい』手数を踏んでいる。しかし、それはわずかに付加価値を増やしているに過ぎない。本当に高付加価値な材木は国外のものばかりだ。

木製家具に適している広葉樹は日本に少なく、頑丈で長持ち、キズがつきにくく表面がキレイ……という日本人が好む家具をつくるには木材を輸入に頼るしかありません。主な輸入先は中国、ベトナム、台湾、インドネシアなどです。
……という部分などは、おっ! と思った。

スギが材木としても使いづらく低品質であることは経験して知っているが、多くの日本人は「国産ヒノキは高級木材」というイメージを刷り込まれている。本当にそうなのか? 考えてみれば、家具に使う木材はナラ、クルミ、サクラ、タモ……などなど、落葉樹が多い。
そういう切り口から、戦後日本のあまりにデタラメな林業政策(落葉樹の森を皆伐してスギ、マツ、ヒノキを植えまくった)の怖ろしさ、愚かさに目を向けさせるというのは、ひと味違うな、と感じさせる。

ただ、花粉症の原因がスギ植林のせいだけかというと、そこはもっと多方面からの検証が必要だろう。化学物質や粉塵、煤煙、食生活の変化などが原因という説もあるわけだから。

……と、前置きが長くなったが、この人の「まとめ」の多くは一読の価値がある。
大作が多いので、読むのが大変だし、どこまで本当かな? と検証しながら読んでいくと、さらに大変な時間と労力が必要になるが、その結果、得られる知識、新しい視点、考え方などの価値は大きく、苦労するだけのことはある。

冒頭に挙げた 【借金に追われて】日本が太平洋戦争に突入した理由が悲しすぎる【原発・靖国まで】も大作のひとつ。
リンク先も多岐に渡り、ひとつひとつを追いながら読み進めるのはかなりの労力と時間が必要だ。

目にとまった記述を少しだけ拾ってみる。
「政府保証による原発事業」それは、日本人にリスクと将来の処分費用を負わせ、「安く」製品を作らせ、それを米国に安いまま輸出させる植民地メカニズムに他ならない。

日本の経済発展は、一面的には国を豊かにしたように見えるが、実際には膨大な帳簿上の負債、そして簿外債務を伴うものであった。見えない負債として、将来に問題を先送りさせ、富を先取りさせることで、あたかも経済発展しているかのように見せながら、富だけを搾取する。このような政策は、第二次世界大戦以前の列強の植民地政策から一貫している。


とにかく、相当頭のいい人だ。

「信じるか信じないかはあなた次第です」というフレーズを流行らせたテレビ番組があるが、僕はこの「信じるか信じないか」というのが嫌いだ。
言うなら、
「さて、あなたはこの問題をどう考えますか?」
くらいだろう。
そういう姿勢で読めば、有益な情報が満載で、一日中でも読んでいられる。









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「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

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