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のぼみ~日記2016

2016/08/26

Sony NEX-5Rとα6000



ペンタックスの1200万画素CMOS機K-rとSonyNEX-5R(1600万画素)で同じものを撮ると、NEX-5Rのほうがずっときれいに撮れることが分かってきた。
CMOSはどちらもSony製だが、Sony製CMOSは1600万画素モデルになったときから劇的に性能が向上したのだろう。
もちろんペンタックスがデジカメの作り方を分かっていないらしい、ということも推測できる。オートフォーカスの性能などもK-rはひどい。マニュアルフォーカスに切り替えないとちゃんとピントが合わないことが多々ある。
1600万画素は多すぎて、ファイルサイズがでかくなり、管理が面倒だったりもするのだが、Sonyが今の技術で画素数を落とした適正CMOSを作ってくれない以上、どうしようもない。
その1600万画素CMOSもすでにSonyのデジカメでは採用されておらず、APS-Cサイズモデルは2400万画素になってしまっている。2400万画素はあまりにも多すぎるが、これまたどうしようもない。

そのへんの解説は⇒ガバサク流のこのページで。

NEX-5Rの最大の欠点は、ファインダーがないこと。晴天時の野外の撮影では非常に使いづらいし、老眼の人間にはピントが合っているのかどうかの判断もつかない。
ファインダーのついたNEX-6にすればよかったのだが、今さら気づいても遅い。
そこで、思いきって2400万画素のα6000を試してみることにした。
今までのガバサク流なら、APS-Cサイズで2400万画素などというカメラは「バカじゃないのか」と唾棄したのだが、他に選べないとなれば仕方がない。
Sonyの1200万画素CMOSと1600万画素CMOSとでは、1600万画素のほうがいいということは分かった。
それは画素数を増やしたからではなく、技術が一気に上がったからだ。
では、Sonyの1600万画素CMOSと現行の2400万画素CMOSではどちらがきれいに撮れるのか……。
2400万画素に増やしてしまったデメリットよりも技術の進歩での性能向上が大きいのか?

結論から先に言えば、写り具合は「同じ程度」だった。
同じ程度であれば、2400万画素に増えた分、トリミングで拡大倍率が有利になるか……といえば、そうでもなかった。原寸で切り取るとやはり粗い画像にしかならなかった。
であれば、1600万画素モデルのほうがファイルの管理がしやすい分、メリットがある。
というわけで、今の時点ではNEX-6がいちばんのお勧めなのだが、α6000も悪くはない。

α6000にはモードダイヤルがついているので操作しやすい。また、フラッシュも内蔵されている



NEX-5Rにはモードダイヤルがなく、いちいちモニターに呼び出して切り替える必要があるのが面倒。フラッシュは外付けで、これも面倒



α6000にSony製50mm/F1.8をつけたところ



α6000の背面



NEX-5Rの背面。操作系ボタンが少ないので、瞬時の設定切り替えが難しい



最初の1ショット。標準ズームレンズで撮影



ぶら下げたところ



最初の撮り比べのために曇り空のかわず庵庭へ
α6000 18mm F4 1/60秒 ISO-1000



NEX-5R 16mm F4 1/60秒 ISO-500



α6000



NEX-5R



NEX-5R



α6000



NEX-5R



α6000



α6000



NEX-5R



NEX-5R



NEX-5R



……草むらや森林を写したとき、緑の濃淡や階調の深みなどでカメラの性格が分かる。画素数を欲張ってしまうとどうしても色味の違いが出し切れず、なんとなく薄くてのっぺりした緑になる。初期のCMOSでは特にそれが顕著だった。
今のところ、α6000の2400万画素CMOSはそれほどひどくはないが、状況によってはNEX-5Rの1600万画素CMOSのほうが階調が深く、緑の濃淡が複雑に表現できている気がする。
少なくとも、明らかにα6000のほうが優れているという印象はない。
Sonyは1600万画素のまま、あるいは1200万画素に落として、技術向上で新型CMOSの性能を上げるべきだっただろう。そうすれば明らかに新型CMOSの性能が際立ったと思う。











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「福島問題」の本質とは何か?


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第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
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