2017/01/24・25
厳しい年始
24日のごはん。カップ麺にちょっと野菜と蒲鉾を足して……
25日のごはん。少しグレードアップしてセブンイレブンの冷凍ラーメンに野菜とハムなどを足して……
助手さん、雛人形展で出張中につき、ごはんはどうしてもこんなの↑が続く。
連日寒くて、外食や買い物に行く気もしないし。
厳しいのはうちだけじゃなくて、ごく一部の富裕層を除き、世の中全般に厳しいみたいで、文化的なものへお金が出ていかない。
そんな中で、どうやって生き甲斐を見失わずに生き抜くか。難問だ。
2017/01/28
ゴムの板を買う
先日、中古で買ったSaffire PRO 24だが、スピーカーの上に置いたからか、微かにハムノイズがのるような気がする。防磁のために、1cm厚のゴム板をAmazonで購入。スピーカーとの間に入れてみた
サイズぴったり
YouTubeで授業をしている人もいるというので……
今年は「思いついたらとにかくやってみる」年にするぞ、と宣言したわけだが、昔書いたメロディを掘り起こすだけじゃなくて、ついにこんなこともしてみた。
実は、ずいぶん前から「EWIを使って短い練習曲集みたいなものを作れないか」と考えていた。
単音楽器用のバイエルのようなもの?
管楽器や擦弦楽器の初心者が使えるようなメロディ集。シンプルにギターでコードのバックを入れて……。
でも、考えるだけで、やってみるまではいかなかった。
で、このところ毎日のように、かなり前にYouTubeにUPしたまま忘れていた「あなたの音感は何型か?」にコメントがつく。
知らないうちに10万ビューを超えていた。びっくり
コメントの多くは、内容からして、どうやら「絶対音感」を持っていると自認している若い人たちのようだ。
A=440Hzから少し外れて調律しただけでこんなに「気持ち悪い」と感じる人たちがいるんだろうか、と、改めて驚いたりもしている。
さらには、「B♭管楽器使ってるから『ソラシ ソラシ レシラソ ラシラ』だった」というコメントもびっくりした。そう「聞こえる」という意味だとしたら、相当特殊な音感の持ち主ということになるが、多分、違うだろう。頭の中で自然にそう読み替える癖がついている、という意味だと思う。
彼らはどんなふうに音楽に接し始めて、今はどんなふうに音楽を「楽しんで」いるのだろうと想像してしまう。
ここにコメントしている人たちは、いずれにしても極めて少数派(10万人のうちのせいぜい100人くらい?)で、世の中のほとんどの人は音感教育など受けないまま大人になる。物心ついたときに、そのときに流行っている音楽(ゲーム音楽だったり、今なら少女アイドル集団ポップスとでもいうか、そういう類の音楽やロックやフォーク風のもの)に触れて、それを自分もやってみたいと思い、ギターを買ってきてコードを弾くことから始める……というケースのほうがはるかに多いだろう。
僕はどちらの立場も中途半端に理解できる。コードというものに出会ったのは中学2年生のときだし、固定ドを拒絶したまま(それこそ「気持ち悪くて耐えられない」)、十代後半からはジャズやボサノバにも目覚めていったから、結果としてはとても孤独な音感で音楽をやり続けている。
そのことに気づいたのは20代になってからだった。
だから、自分の音感の欠点もよく分かっているつもりだし、違う音感の人がどんな風に音楽を聴いているのかは、最終的には分からない。
それでも、「これを知らないのはまずいでしょ」という、基本的な部分での理解はいくつかあるので、それを伝えられるようなレクチャーものを作れないか……と思い立ったわけだ。
死ぬ前に、僕が経験してきた音楽の秘密、というか、音楽での失敗やら転換点などを、短い動画に込めて記録していく……。
思い立ったらとにかくやってみる? ……う~ん……腰が重い……。
すご~く「余計なお世話」かもしれないし、ドイツ人に日本語で話しかけても通じないようなことになる気もする。
そんなわけで、第1回目(?)を作ってみたのだが、これまた自分が思っていたのとは違う印象で受け止められるような気がしている。
助手さんの感想、
「そもそもコードって何? という説明がほしい」
……そうくるか……。
それを真面目に始めると、世にあまたある音楽理論の本みたいになっちゃうんだよな~。
それは「僕の仕事」じゃないし、やりたいこと、伝えたいこととはまったく違うことなのだ。
「こういう理論なんだからこうしなさい」じゃなくて、一つの視点を提示することで、いろんな経験や音感を持っている人たちが、「ん? これってもしかして……」と何かを感じ、自分に合った音楽の楽しみ方を広げていけるようなきっかけ作り……とでもいうか……。
なんか、これだけ作るのにもすごく徒労感があって、2回目をやるエネルギーがなかなかわいてこないのだった。
少し時間をあければ続けられるかな?
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『So Far Away たくき よしみつSONGBOOK1』
原発が爆発する前の2010年、阿武隈山中のスタジオにこもって制作した自選ベスト曲アルバム
「メロディの価値」を信じての選曲。20代のときの幻のデビュー曲から阿武隈時代に書いた曲まで、全13曲
iPhone、iPadのかたは
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moraでも試聴可能
更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報
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