今の冷蔵庫、大型のものはまずほとんどの機種に自動製氷機がついているが、我が家の冷蔵庫、ついに製氷機が壊れた。
ときどき氷ができていなくて「あれ?」と思うことはあったが、なんとなく今まで無事だった。
それが2日間全然動いていない。憂鬱だ~。
原因はなにか?
給水ができていないとかではなく、どうも、製氷皿が凍りついて回転していない感じだ。
……と、原因を推定するまでに少し時間がかかった。
次に、自力で直せるのかどうか?
ネットで検索すると、どうも三菱製冷蔵庫では定番の故障らしくて、製氷皿が割れてしまって部品交換。出張修理代数万円というリポートが複数見つかった。
うちのは東芝製で、それほど古くないのだが、同じように製氷皿が割れてしまっているのだろうか……。
検索ワードに「東芝」を入れてさらに調べると、
こんなブログが見つかった。
うちのより少し古そうだが、おそらく製氷機部分はそんなに変わっていないだろう。
うちの冷蔵庫と比較すると、うちのはビスなどどこにも見あたらない。製氷機の手前カバーはビスなしで外れるようだ。
さて、これで直ったのか?
自信がない。給水タンクの水は減らないまま。ダメかな……と思ったが、数時間後、覗いてみると給水タンクの水は1cmくらい減っていて、氷受けボックスにも数個の氷が落ちていた。大丈夫みたい。
翌朝、元通りに、氷受けボックスには氷がいっぱい落ちていた。
これでしばらくはなんとかなるかな。
ガチガチに凍りついてしまう前にときどき手入れしてやればいいのかな。
今回は、製氷皿が割れたりしていなかったので助かった。
情報を提供してくれていた
ブログ主さんにも感謝。
東芝は、昭和30年代あたりはすぐに壊れる家電製品を作っていた印象がある。それが最近ではとても優秀な製品が多くなり、テレビ(REGZA)やエアコンなどはなかなかのものだったと思うのだが、アメリカのボロ原発負債を押しつけられ、今や企業の存続すら危ぶまれる始末。
真面目に家電を作っていればよかったのに、経営陣に哲学がないと、現場がどれだけ努力しても報われない。
洗浄便座では驚くような低コスト製品を出してきたが、あれはサムスンのOEMらしい。
使い始めはいいのだが、数年で部品が劣化し、水の勢いが制御できなくなるという欠陥が隠されていた。
今後はそうした欠陥商品を出して行く確率が増えていくような予感がある。
原発関連などに手を出さないパナソニックを応援したいところだが、パナは製品作りで不器用なところがあるのよね。使い勝手とかデザインとかの面で。
でも、壊れても無償修理したり、きちんとリコールしたりという企業姿勢はまだ健在だと思うので、パナにはいいイメージを持っている。
ちなみに、原発関連企業である日立、三菱は、かつては「無骨だが壊れない」「質実剛健」のイメージだったが、近年では全然ダメ。「なんじゃこりゃ?」というようなひどい壊れ方をする製品が目立つようになって、家電ブランドとしてまったく信用しなくなった。
いずれにしても、日本の工業製品の品質が高い、という時代はもう終わったのだと思う。
これは電気屋の友人も言っている。かつては考えられなかったような馬鹿な故障が急増していて、修理現場で呆れることがしばしばだと。
寂しいかぎり。