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のぼみ~日記2017たくき よしみつの日記2017


2017/06/19

千松神社



那須塩原ICで降りて、まずは千松神社へ。
千松神社というよりは千本松牧場に行く、といったほうが分かりやすい。広い牧場敷地内にある神社。
栃木県有数の観光牧場だが、狛犬を見るために初めて訪れる人というのも珍しいかもしれない。
今回改めて分かったのだが、どうも、僕らは今まで塩原を訪れたことが一度もないようなのだ。那須高原は何度もあるのに、なぜか塩原はゼロ。そんなこともあるんだな。

南が丘牧場や大笹牧場よりも観光施設色は強い。売店、レストラン、蕎麦屋、バンガローなどなど、いろんなものがあって、子供連れ家族が遊ぶにはとてもよさそうな場所。今日もたくさん人は来ていたが、神社周辺には僕らしかいなかった。





まずこれ。奈良の手向山八幡宮の木造神殿狛犬のコピー。運慶作とも伝わるもので国の重要文化財になっているので、全国にコピーがチラホラ存在する





特徴的な尾。よく見るとちょこんと走り毛のようなものも……



十五銀行は1944年、帝国銀行に吸収合併された。昭和10(1935)年はその9年前ということになる。なぜここに? 東京の銀行なのに? しかも奈良の手向山八幡のコピー狛犬を?? 謎が多い奉納だ



社殿前にもう一対。こちらは江戸期





典型的な浪花狛犬タイプ。なぜ北関東に浪花狛犬が? これも謎だわ






尾も典型的な団扇尾で浪花狛犬そのもの



安政6(1859)年。江戸末期の浪花狛犬がなぜここに?


 この神社の由来を記した看板によれば、神社は昭和28(1953)年に建てられているので、江戸期のこの狛犬はもちろん、昭和10年の手向山八幡コピー狛犬も、神社より古い。ということは、どこか他の場所にあったものを、後からここに持って来たとしか考えられない。
表の手向山八幡タイプは東京から、この浪花狛犬は関西からはるばる運んできたのだろうか?
いやはや、謎だらけだ。

ピサの……?



周囲に誰一人見えない場所で回り続ける水車。広い敷地で自由に遊べるって、よさそうだね

さて、次へ向かおう。


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