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のぼみ~日記2017たくき よしみつの日記2017


2017/07/29

石那田の彫刻屋台(6) 六本木


六本木といっても、ヒルズがあるギロッポンとは大違いで、こちらは石那田7地区の中でもいちばん車が入りにくい場所にある。周囲は田んぼで、屋台蔵や集会所の前の道は車が1台なんとか通れる程度ですれ違いは無理。
しかも、他の地区よりも提灯やら供物やらのバリケードがきついという。「いちばん見づらい屋台」とのことで、しかも大雨の中、どこまでできるのか……。
あ~、やっぱりダメか。全部がブルーシートでガッチリ覆われていた。


これは……なるほどいちばんガードが堅い六本木の屋台……か



めげずに潜り込んだものの、ブルーシートを通した光で画像は真っ青。ダメだこりゃ



普通に撮るとこうなる↑ 後から補整をかけてもこれが精一杯↓


家に戻って写真を確認したが、全部真っ青。どうにもならないので、雨が小降りになった夕方、もう一度、六本木に狙いを定めて出かけてみた。しかし、日が暮れてからではダメだから、準備のために地区の人たちが集まる6時前くらいがぎりぎりのチャンスだろうか。
車で入るわけにもいかないので、X-90のトランクに秘密兵器ミニパト号(折りたたみ自転車)を積んで出かけた。

車では入れないので、ミニパト号をトランクに積んで出かける



屋台が一旦集まる場所。交通整理のためにパトカーが待機していた。この手前に祭用の臨時駐車場が用意されていたので、そこにX-90を停めて、後はミニパト号で移動する



こんなところにまでソーラーかい



六本木の集会場に到着。え? まだ誰もいないの? もうすぐ6時なのに? しょうがない、人が出てくるまで待つか……





ようやく人が集まり始めたのは6時を過ぎてから。でもまだシートが外れない。手前に見えている白い自転車がミニパト号



脚立よりこっちのほうがいいべ~、と、フォークリフトが登場して、ようやくブルーシートが外れ始めた


しかし、シートの下はすでにこの状態。ほんとに難敵だわ



また雨が落ちてきたし、ササッと撮らないと……



障子回りの花鳥彫刻。この細かさは鹿沼の銀座二丁目の屋台を思わせる



鳥の羽などが少し着色してあるような? 一部彩色なのかな









障子回りや外欄間は花鳥で埋まっている。細密ですばらしい



脇障子の鶏と菊



柱隠しには山鵲もいる




鬼板の獅子は提灯で見えないので……



横から撮るしかない。これだけの鬼板を隠してしまうなんて、もったいない





提灯を避けて真下から



子獅子もなんとか顔だけは撮ってみる




前欄間には栗鼠がいた




後ろ側の鬼板、懸魚周辺。欄間に飛龍も見えているが、提灯が邪魔で度の角度からも撮れない






高覧下には鯉


ここで雨が降りだした。祭はあるのだろうか? これ以上は撮れないと判断して撤収。
いやはや、石那田の屋台は徳次郎以上に難敵だ。天気がよかったとしてもどこまでちゃんと撮れたか分からない。提灯がついてからでは鬼板周りなどはまったく撮れないわけで、きちんと記録を残すためには、提灯をつける前、あるいは外した直後に撮影タイムを作るしかないだろう。
地区によって組み立てや解体の時間はバラバラだし、当日の天気にもよるわけで、飛び込みではこれ以上は無理。

彫刻屋台の「美術としての文化」を後世に伝えるのは本当に難しい。



雨がまた強くなってきた。帰り道、仲根の集会所前では、提灯をつけて繰り出しを待つ屋台が。こうなるともはや彫刻を鑑賞するなんて到底無理。おそらくブルーシートをかけたまま繰り出すのだろう。
6台とも、鹿沼の屋台に勝るとも劣らない見事なアート作品なだけに、これを「庶民が作ったアート作品」として多くの人たちに見てもらえないのは本当に残念だ。

仲根の屋台は動き出す気配がなかったが、岡坪の屋台は雨の中、すでに集合場所に移動し始めていた↓
今夜、祭はどうなるのか。もう彫刻を撮るのは無理なので、僕はこれで撤収。

さて、「徳次郎、石那田の彫刻屋台」写真集はうまくできるのかな? 写真総数は軽く5000枚を超えるので、編集作業は大変なことになるだろう。

雨の中、集合場所に移動する岡坪の屋台 (右下の×アイコンをクリックしてミュート解除すると音が出ます)


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