ジョーン・バエズ、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、ローラ・ニーロ。ローラだけが早く死んじゃったし、突出して天才肌だった。
最近、Billy Childs - Map to the Treasure- Reimagining Laura Nero というのを毎日のようにTivoli Audioのスピーカーで聴いている。
最初は違和感あって、馴染めなかったんだけど、どんどんよくなっていく。ピアノやチェロ、木管の入り方がかっこいい。最初はそのかっこよさが鼻についていたんだけど、聴いていくうちに、ああ、この人(Billy Childs)はローラの音の世界を理解し尽くし、ほんとに愛しているんだなとつくづく分かってくる。
ただ、Vocalだけはやっぱりちょっと違うな~、って思う。ローラのキンキンした声が好きだったというわけじゃないんだけど、透明感がないというか。
透明感とエネルギーを同時に持っている女性Vocalって、いないなあ。
Billy Childs というピアニスト/アレンジャーがローラ・ニーロの作品をアレンジし直して、様々なヴォーカリストや、チェロのヨーヨーマなど錚々たるミュージシャンも呼んで録音したアルバム。大人の音。
ローラ・ニーロを知ったのはPeter, Paul & Mary が彼女の作品、And When I Die を歌っていたことで、その作者ということで知ったのだった。
そのAnd When I Die を知ったのはオフコースが歌っていたからで、そもそもPeter, Paul & Mary を知ったのも、オフコースがPPMのコピーをしていたからだ。
そのオフコースのコピーバンドみたいなものを始めたことで、僕は、Peter, Paul & Mary だけでなく、バカラック、ニール・セダカ、ビートルズさえも知っていった。
この歳になると昔のことをよく思い出しては感傷にふけりがち。