阿武隈日記 05/03/31の3

デジカメ三昧1

今、タヌパックが持っているデジカメは、
の5台。このうち、C-2040は最も明るいレンズ(F1.8-2.6)を搭載している名機だが、さすがにシャッターの応答速度の遅さなどが気になって、普段は使っていない。
この中では、まずU-50がなかなか侮れない。
これはかみさんがよく使っている。
この前も、夜中に外に出て、満月の隣りに金星が出ているのを撮るなどと大それたことを言うので、U-50で撮れるわけないでしょ、といなしたのだが、結構撮れるのである。びっくり。
U50で月と金星を撮影
U-50というカメラは固定焦点(5mmという極端に短い距離)でレンズはF2.8。露出の調整もほとんど無理で、もっぱらフルオートで撮るだけ。面白いことに、フラッシュを使わないで暗いところで撮ると、1/8秒というロングシャッターが切れる。
つまり、暗いところでは必ず「F2.8で1/8秒」だと分かっているので、限界も想像できる。
1/8秒で手ぶれしない技というのもあって、首からストラップをピンと張って撮ること。それだけ。
よく見ると、月の隣りにちゃんと金星も写っている。
金星と満月では明暗差が激しすぎるので、一眼レフを使ってもなかなか両方を写し込むことは難しいのだが、U-50ではこんなときも「一か八か」で撮るしかないから、これだけ撮れれば十分。
Model - SONY U-50
ExposureTime - 1/8秒
F2.8
FocalLength - 5 mm
家なら
月は無理でも、夜の家ならこんな感じでちゃんと撮れる。雰囲気があって、なかなか。
U-50でも月がこの程度撮れるなら、A200ではどの程度撮れるのだろうと興味を持って、やってみた。
A200で月
Model - DiMAGE A200
DateTime - 2005:03:26 01:52:50
ExposureTime - 1/160 seconds
FNumber - 3.50
ExposureProgram - Shutter priority
ISOSpeedRatings - 200
Flash - Not fired, compulsory flash mode
FocalLength - 50.80 mm
ExposureMode - Auto
WhiteBalance - Auto
FocalLengthIn35mmFilm - 200 mm
A200で月と木の枝

Model - DiMAGE A200
DateTime - 2005:03:26 02:00:53
ExposureTime - 1/200 seconds
FNumber - 3.50
ExposureProgram - Shutter priority
ISOSpeedRatings - 200
LightSource - Auto
Flash - Flash fired, compulsory flash mode
FocalLength - 50.80 mm
ExposureMode - Auto
WhiteBalance - Auto
DigitalZoomRatio - 0.00 x
FocalLengthIn35mmFilm - 200 mm
下は内蔵ストロボを発光させて、庭の木の枝も写し込めないかと挑戦したもの。もう少しフラッシュの輝度を上げてみるとよかったかもしれない。
雰囲気はあるけれど、解像度とかが……。
こういう写真はやっぱりしっかり撮れないと、中途半端な印象が先に立ってしまうので厳しい。
また、月をきれいに写そうとすると、隣の金星はまったく写らない。絞りを変えた写真を2枚撮って、合成すればうまくいくかもしれないけれど……。
F3.5
F11
お決まりのぼけ実験。上がF3.5、下がF11。↑ A200で撮影。
翌日、外はときどき吹雪という天候。あまりいい撮影条件ではないものの、考えようによっては、こういうときでしか撮れない写真もたくさんあるはず。
いろいろやってみる。
雪が降る
Model - DiMAGE A200
DateTime - 2005:03:25 10:11:31
ExposureTime - 1/250 seconds
FNumber - 4.00
ExposureProgram - Shutter priority
ISOSpeedRatings - 50
Flash - Not fired, compulsory flash mode
FocalLength - 28.10 mm
雪を写し込むには、シャッター速度がかなり速くないとダメなのね。シャッター速度優先モードで撮影。
屋根に降る雪1
1/500秒
屋根に降る雪2
1/25秒


1/320秒

1/80秒
こんな風に↑、1/500秒や1/320秒で撮ると雪が写るが、1/25秒や1/80秒だと写らない。(A200で撮影)

F3.2

F11

小川まで下りたついでに、またまたボケ実験。マクロで撮るとF11でも十分後ろはぼける。




狛犬と雪
狛犬と雪2
SONYのF707でも似たようなことをやってみた。こちらはシャッター速度を変えると、なぜかホワイトバランスも大きく違ってくる。なんでだろ。
ExposureTime - 1/1000 seconds
FNumber - 2.00
ExposureProgram - Aperture priority
ISOSpeedRatings - 100
FocalLength - 9.70 mm

ExposureTime - 1/50 seconds
FNumber - 8.00
ExposureProgram - Aperture priority
ISOSpeedRatings - 100
FocalLength - 9.70 mm
上のほうが圧倒的によい写真ですね。狛犬くんが寒そうに見えるでしょ。下は、雪が降っていることが分からない。シャッター速度が遅すぎるんですね。
ちなみに上のF2.0のときのシャッター速度1/1000秒はF707の限界。これ以上速い速度ではシャッターが切れないため、晴天のときなどはせっかくの明るいレンズでのボケ味を生かせず、露光オーバーになってしまう。F707最大の欠点。
カメラ
これが今回使用したカメラ。↑
ん?
じゃあ、この3台のカメラを撮っているカメラは?
実はこの3台の他にD-70があるので、D-70で撮っているのだった。このD-70、どんなにやってもAFがおかしいので、目下調整に出しているところ。初期不良の疑い濃厚。


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今日の放哉