阿武隈日記 06/08/18の8

寅吉の珍品灯籠発見!(8)

蚊に刺されたところに軟膏をすり込み、矢吹の町に向かった。もう日が暮れてきたので、須賀川まで行くのは諦め、矢吹の八幡神社をチェックすることにした。
ものすごく久しぶりに信号待ちをした。
暗くなってしまって、F1.4+手ぶれ補正機能付きカメラでも手ぶれしまくり。↑これは1/13秒。

暗くて読めなかったのだが、一応写真に撮っておいた台座。後からじっくり見てみると、興味深いことが刻まれている。
石工・真船卯?エ門 の後、
「兄朝一 昭和十三年九月七日動員 同十一日若松出発 原隊出発十月二十四日 南支廣東上陸 弟兵三 昭和十三年七月四日動員 同七月九日仙台ニ入隊原隊出発 七月十八日中支九江上陸 記念ノ為」
とある。
この兄と弟とは、誰の兄弟なのか。右に見える「奉祝 六十二歳還暦 野崎朝吉」はまた別なのか。
ともかく、出征した兄弟の無事を祈り建立された狛犬なのだろう。
今度矢吹を訪れたら、もう少しじっくり解読してきてみたい。


吽は籠彫りの珠を持っている。
隣にある常夜燈籠は矢吹町の文化財に指定されている。なかなか風情のある立派なもの。
■Data:八幡神社(福島県矢吹町八幡町)
ο撮影年月日・06年8月18日。

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