阿武隈日記 06/07/30の3

燦(きらら)と碧い月(承前)

これが「燦(きらら)」。とっても分かりにくい場所にある。
住所で言うと田村市芦沢になるのだろうか。県道300号を北上し、光大寺橋を渡ったところを右手に入り、川沿いに進むと左側にある。

中はこんな感じ。

コーヒーと胡麻プリンを頼んだ。
ソーラーパネルで発電した電気がご自慢らしい。
単純に太陽光=エコではないのだけれどね。このパネルやバッテリーを製造した際に使ったエネルギーや資源を、このパネルが発電した電気が上回ってからが初めてエネルギー収支プラスになる。その分岐点がどのへんになるのか、どうも正確なデータが分かりにくい。当然、メーカーはいいことばかり言うわけで。補助金が出ているのも、さらに不透明な要素を増やしている。その補助金はどこから来ているのか。そもそも補助金なしで成立するシステムなのか。
原人村みたいに電気が引けない場所では必需品だが、電気が来ているところではどうなのか。過疎地に電線を引くこと自体がかなりコストがかかっているわけで、それを積極的には使わないというのは、電力会社にそれだけ無駄なコストをかけさせたことにもなる。
耐用年数などのことが実感として分かってくるのはまだまだ先のことだろうから、今は結論は出しにくいだろうと思う。
趣味の太陽光発電、ということなら分かるけれど、太陽光発電がエネルギー問題、環境問題の救世主になるわけではない。結局、最後は縄文時代の暮らしに少しずつ戻っていくしかないのかもしれない。もちろん、それも、人類が生き延びられれば、の話。
燦のスタッフも、今晩は碧い月の「音だけの花火大会」に呼ばれているとか。
その前に時間があるので、さらにいくつか神社を……と思ったが、ことごとくハズレ。場所が分からなかったり、ちいさな祠だったり。
これはかなり大きな稲荷神社。
古いキツネが一対あった。いい感じ。今気がついたのだが、キツネの喉の下にセミの抜け殻がくっついてますね。

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