08/05/17

今日は、村でチェロの無料コンサートがあるというので出かけてみた。
途中、学校のそばで雉を発見。のんびり道を横断していた。車を停めて、運転席越しに撮影。

土志工房が主催で、工房そばの菜の花畑で行われるということだったのだが、土志工房に行っても、車が何台も停まっているのに人は見あたらず、案内も出ていない。
一体どこだろうとうろうろそのへんを走り回ること10分ほど。ようやくたどり着いたのは、ほとんどいわき市との境に近いあたりだった。全然「そば」じゃない。
すでに演奏は始まっていた。
鈴木メソードの福島教室、仙台教室、いわき教室の生徒たちと、東北地区の鈴木メソード、チェロ教室を一手にみている指導者・井上弘之氏が出演。
鈴木メソードといえば、僕も4歳の頃、福島の教室で1年半くらいヴァイオリンを習ったことがある。
色音符とか移動ドとかが特色で、「演奏家」育成ではなく、音楽を生涯楽しめる「音感」を身につけさせることを重視している(……はず)。
僕は小学校に上がると同時にやめてしまい、東京に出て行ったので、記憶にはあまり残っていない。
ただ、今も僕の音感が「移動ド」であり、絶対音感ではなく、相対音感なのは、鈴木メソードの影響だと思う。
その前に、2歳10か月から1年ほど、どこかの修道女についてピアノを使った音感教育を受けたというのだが、その記憶はほとんどない。
『霞か雲か』とか『ユーモレスク』とか、懐かしかった。
音感というのは人間の一生を支配する。かつて、『あなたの音感は何型か?』という文章を書いたことがある。⇒ここ
音感が違うと、楽しめる音楽の種類や嗜好もかなり変わってくる、という話。
今の子供たちは、移動ドだの相対音感だのという前に、メロディというものに馴染まないまま、機械が作りだす音素片を頭に入れてしまい、それを音楽だと思ってしまう。
音楽という文化全体を見れば、最前線のテクニックは確実に上がっているけれど、一般的にはクオリティがどんどん下がっている気がする。

井上弘之氏


「絵」としては、子供のほうが……

最後に、土志工房とは十数年のつきあいだという、尺八奏者のブルース・ヒューバナー氏が予定調和的飛び入りで2曲披露。
畑の中に立つ大男……この図はどこかで見たと思ったら……

2003年8月 松代町にて
これ↑でした。越後のアートトリエンナーレで見た作品の一つ。


……ね……似てるでしょ。

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