2012/01/30

 木和田島 星宮神社の狛犬


日光市というか、栃木県内には星宮神社という名前の神社がたくさんある。
ネットで検索すると、「星宮」という名称に惹かれて、星宮神社巡りをしている人もいるようだ。

前日の狛犬セミナーで喉が悪化し、体調もイマイチだったのでちょっと悩んだのだが、体力がこれ以上落ちていくのも怖いので、陽が出てきたのを見計らって涼風号で少し遠出してみた。
めざしたのは木和田島の星宮神社。
途中、道に迷ってずいぶん遠回りしてしまったが、なんとか到着。

神社の横から入ったのだが、社殿にいきなりはじめちゃんらしきものが……。おお! 来たかいがあったぜ。

ずいぶん白い石だなあ


戌の前にもう1文字あったような……それが分かれば年号も推定できるのだが……


耳の処理が面白い


顔の左側がかなり損傷というか摩耗してしまっているのが惜しい


阿像の台座の文字……ほとんど読めない


真ん中の二文字は「福田」と読めるような……


尾がぽっきり損傷。顔もかなりダメージ


最初から社殿内か軒下に置かれていたようだ


耳が後ろに垂れているのかと思ったが、そうではなく鬣らしい


手脚の刻み方がうまい。角もあったようで、そのへんが興味深い


よく見ると、とてもうまく彫れている


つばをつけてこすってみたが、やはり読めない


本来こういう風に配置されるべきだろうと思って、ちょっと向きを変えておいた


いい感じ
これは、はじめちゃんというよりは、越前禿(笏谷石狛犬)に近い気もする。石造りの小型神殿狛犬という意味で。
しかし、形は越前禿とはまったく違う。鬣が後ろに流れているのに、角がある。情報がいろいろなところから少しずつ入ってきている感じ。
江戸時代に間違いないと思うが、非常に興味深い存在。石の種類も気になる。

狛犬かがみ - A Complete Guide to Komainu

狛犬かがみ A Complete Guide to Komainu

(バナナブックス、1700円税込)……  オールカラー、日英両国語対応、画像収録400点以上という狛犬本の決定版。25年以上かけて撮影した狛犬たちを眺めるだけでも文句なく面白い。学術的にも、狛犬芸術を初めて体系的に解説した貴重な書。
アマゾンコムで注文で注文


HOMEへ 狛犬ネット入口目次へ


たくき よしみつ 新刊情報

裸のフクシマ ★4刷り決定! 『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら

「ガバサク流」推しのデジカメ パナソニックLX5



実際に使ってみて及第点だったガイガーカウンターカタログ

一つ前の日記へ一つ前へ  abukuma.us HOME    takuki.com HOME      次の日記へ次の日記へ







↑タヌパックの音楽CDはこの場で無料試聴できます
Flash未対応ブラウザで、↑ここが見えていない場合はAmazonで試聴可能こちらへ



たくき よしみつの本 出版リストと購入先へのリンク  デジカメと写真撮影術のことならここへ! ガバサク道場

  タヌパックブックス



  タヌパックスタジオ本館   ギターデュオKAMUNA   あぶくま狛犬札所60番巡り   日本に巨大風車はいらない 風力発電事業という詐欺と暴力