2012/02/24
日光狛犬巡り(9)滝尾神社(日光市今市531)

119号を挟んですぐ近所に滝尾神社がある。
ここも以前に来ていて、宝珠型狛犬のサンプルとして『狛犬かがみ』にも掲載した。
天保7年のはずだが、風化が進んでしまったのか、文字が読み取れなかった。前に来たのは2000年4月13日。12年経過して台座の文字がももうして読めなくなったとしたら、やはり読み取れるときにしっかり証拠を残しておくことが大切だなあと痛感した次第。

後ろから

吽の頭は完全に宝珠。阿の頭は角。諸職画鑑と同じ構図
『諸職画鑑』は寛政6年(1794)、この狛犬は天保7年(1836)で42年後。本日最初に見た虚空蔵尊の宝珠型は文政10年(1827)だから、『諸職画鑑』刊行の33年後。この滝尾神社より9年も前だが、諸職画鑑の間違いを知ってか知らずか、劉邦宝珠にして、阿像に角はなかった。
こういうちょっとした差異が面白い。
彫りも、滝尾神社より虚空蔵尊の狛犬のほうが深くてうまい。
二対目いきます~。

これは新しい

江戸タイプっぽいけど、完全な江戸タイプとも言い難い

でもまあ、江戸タイプだなあ

大正2年。これだけくっきりはっきり刻まれているとありがたい

小さな稲荷に集合しているキツネ

これ、可愛い

三対目は平成のブロンズ。大宝神社タイプ

石工名というよりは、作者名でしょうね
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