2012/03/25
涼風号パンク(2)
はこのもりに行ってカエルの卵を確認してみようかと思ったのだが、雪がすっかり融けて、今まで入りづらかった林道が目の前に開けたので、そっちに進んでみた。

阿武隈でよく見た景色があった。しかも「南いわき幹線」

川内村の我が家のそば、「ふるさと林道」の景色にそっくり

こんな景色も、村の中にはあったなあ

きれいな川も流れているのに、ゴミだらけ

これだけゴミだらけだと、川内村のほうがずっときれいだった

あちこちに捨てられているゴミの中でも、ブラウン管式アナログテレビが目立つ

地デジ化でテレビの不法投棄が増えると思っていたが、やはり……

こういう堰堤も、日本国中どこにでもあるのだね

杉林の向こうに突如現れた工場。砕石とか土砂とかを扱っているらしい
とにかくゴミがひどい。
日光市にはそこそこまとまった山林があるのだが、たいていは杉林で生物層が薄い。しかも、林道入り口には立ち入り禁止の立て札とかロープや鎖が張られているところが多い。最初に見たときは、閉鎖的だなあと思ったのだが、これだけゴミの不法投棄があるのなら、仕方がないかもしれない。
情けないなあ。
宗教教育というのはいろいろ問題があるが、こういうのを見ると、山、土、木、水への畏怖心を育てる教育が必要だと痛感する。
この国を守り続けてきた「神」は、自然の中にある。
罰当たりなことを平気でやらかす人間が増えた結果が……。
ああ~、もうやだやだやだ。
……と嘆きながら走っていたら、パンク。
え? ここはどこ? まいったな。場所も分からないところでパンクかあ。

地図も持っていない。初めての場所でパンク

タイヤの外観からは穴は分からなかった。釘が刺さっているということもないし

持っていたこれも役立たずと判明。「英国式バルブ専用」とある。
英国式バルブというのは、従来のバルブ。涼風号は米国式バルブらしい。トライするも、中に入っていかない。
助手さんに電話して、バネットの出動要請。
家に戻ってチューブを引っぱり出してみたら、不思議なことに、外にまったく傷がないのに、横方向に2箇所穴が空いていた。どうも何かを踏んづけたというのではなくて、チューブの品質が悪くて穴が空いたのではなかろうか。
後輪なので、チューブごと交換は面倒だな。とりあえず、明日、明るいときに穴を塞いで様子を見よう。
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