2012/04/08
日光の雉、百合丘の桜
暖かくなったが、マムシ沼にも田んぼにできた水たまりにもまったく生き物の気配がない。
川内村の自宅池ではアカガエルが産卵しているのに、なんとも寂しい限り。やはり、徹底的に里山や湖沼をつぶしてしまったつけなのだろう。
今日もいなかったよ、と、狛犬に報告。

家に戻る途中、雉がいた

近づくと逃げるのが分かっているのでこれが精一杯
2012/04/09
免許の書き換えとプジョーの修理のために川崎の旧仕事場へ。
夜中に到着。前の駐車場が壊されて工事中だった。家が建つのだろうか。
早くここを片づけたいが、来るたびに荷物(というかほとんどゴミ?)の山で目眩がする。
2012/04/10

一夜明け、窓の外は桜が満開

タッキードへ車を持ち込む。エアコンの配管からガス漏れしていてまったく効かない。
アルミの配管とゴムホースの継ぎ目をかしめる機械が300万円くらいするとかで、それを持っている友人にできるかどうか訊いてみるとのこと。
通常は配管全部交換になってしまうが、それだと配管だけで5万円からかかってしまい、結局、全部で10万円コースになってしまうから、なんとか修理できないか、と。
車を預けて二俣川の運転免許試験場へ。
平日の午後だが、人が列を作っていた。
その後、横浜回りで親父の家によりお茶を飲んで、渋谷へ。
週刊テレビライフで一緒に仕事をしていた人たちとの飲み会に参加。
みんな昔のまんまの調子で老けていた。
「たくちゃんも全然変わらないねえ」と言われるが、相当変わったと思うなあ。20年以上経っているんだから。

昼は町田でラーメン

親父の住むマンションに続くトンネル。エコーびんびんに効かせて大声でケータイ通話しているおっさんがいた

夜の渋谷。田舎暮らしが染みつき、こういう都会の風景にすっかり違和感を覚えるようになってしまっている

車は一泊二日で直りそうだとのこと。よかった。
オイル交換もしてもらい、今夜、車で帰れそう。
となれば、少しでも荷物を運ぼうと思って、本を段ボールに詰め始めたが、重すぎて持ち上がらない。
ゴミを斬る……? う~ん、なんとも皮肉なタイトルだ。ゴミを斬れない現代人。本もねえ……もう読まないと分かっているのに、捨てるとなるとねえ。
本を書いている身としては、とってもやるせない気分。
「今度の本はいつ?」
「4月20日発売だから、あと10日だよ」
「iPadで読める?」
……飲み会でもこういう会話があたりまえになった。
iBooksストアでは未だに日本語書籍がほとんど売られていない。パピレスはWEBにつなぎっぱなしで読む方法に切り替わり、ダウンロードが不自由になった。Puboo!はなかなか認知されず、一般書籍もない。
「本」という形にならないと信用しないという人もいっぱいいる。
今後どうなっていくんだろう、出版業界は。
たくき よしみつ 新刊情報
『3.11後を生きるきみたちへ ~福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書)
|
『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言
第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる
■今すぐご注文できます
で買う
⇒立ち読み版はこちら
|
|
『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。
第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛
■今すぐご注文できます
で買う
⇒立ち読み版はこちら
|
一つ前へ abukuma.us HOME takuki.com HOME
次の日記へ
↑タヌパックの音楽CDはこの場で無料試聴できます
Flash未対応ブラウザで、↑ここが見えていない場合は

 |
(バナナブックス、1700円税込)…… オールカラー、日英両国語対応、画像収録400点以上という狛犬本の決定版。25年以上かけて撮影した狛犬たちを眺めるだけでも文句なく面白い。学術的にも、狛犬芸術を初めて体系的に解説した貴重な書。
で注文
|
狛犬ネット入口目次へ