神舟神社

次は神舟神社。
ここの狛犬は狛犬ネットで「日本一情けない顔の狛犬」として紹介したことがあったが、このタイプのはじめちゃんをいっぱい見ていくと、そうでもないなというのが今の感想。
ただ、とにかく面白い顔の狛犬だ。

上から見ると頭にでかい穴が空いている。
阿吽どちらにも空いているので、角が折れたとか宝珠が取れたとかではなくて、最初から穴を開けていたのだろう。
蝋燭の燭台としての穴のような気がする。顔に墨のような汚れがあるのも、煤が流れたものではなかろうか。
これも無事でなにより。
前を流れるのは大葦川というらしい。

さて、次がやっかいだった。
古峰神社の手前に、地図だと石裂神社というのがあるはずなのだが見つからず。
仕方なく戻って、グーグーさんの「栃木の狛犬」に載っている「護国神社の隣の稲荷神社」をめざす。
これがまた結構面倒な場所で、クルマの停め場所に一苦労。
護国神社は見つかったのだが、その「隣の稲荷神社」が分からなかった。
向かって右隣には、進入路もろくにない不動尊があるのだが、そこには普通の狛犬しかいない。
変だなあ……と帰ろうとしたとき、あれ、待てよ……左隣にも何かありそう。
草木に隠れてあったあった。
そこにいましたよ。細い身体の古そうなキツネが。

改めて10年前の記録を見てみると……、護国神社はこのときも寄っているのね。
それなのに稲荷神社も不動尊も素通りだった。
これはグーグーさん情報がなければ永遠に見つけられなかったなあ。

で、次のページを見ると、
／／まもなく、前方に巨大な一の鳥居が見えてきます。この一の鳥居のすぐそばに岩裂神社がありますが、狛犬はいません。さらに進むと、左側に「金剛山」という修験道系の神社があります。／／
なんて書いてある。
10年前はちゃんと岩裂神社も見つけていたのね。
なんかもう、神社発見パワーも落ちているのかと、がっくり。