2012/10/31

続・月が明るい

今日も1日、なんとなく夜になって、パソコンに向かっていたら、階下から「月が窓からちょうど見えている」と呼ばれた。
X-S1を持って降りていく。
なるほど。まだ時間が早いので、その方向にあるのね。

そういえば、まだX-S1で月を撮ったことはなかったなあ。いい機会だから……と、外に出て撮ってみた。

↑望遠端で撮ったところ。トリミングなしで、画面の中にこのくらいの大きさで写る。
FUJIFILM X-S1
2012:10:31 20:48:25
1/1500 秒、F11、ISO 800
露出補正 - 5.53
f=148.30 mm(約600mm相当)
変だな。望遠端(158.6mm)で撮ったはずなのに、Exifには148.2mmとなっている。構えているときにずれたか?


1枚よさそうなのを選んで、トリミング後、IrfanViewで補整したもの↑
1/800 秒、F6.4、ISO 800、158.6 mm


ちょっとシャープフィルター頑張りすぎたかも。で、もう1つ
1/2000 秒、F6.4、ISO 800
158.60 mm


原寸(縮小しない)で見てみるために、一部だけ切り取ってみた

1/2000 秒、F6.40、ISO 1600
158.60 mm

望遠鏡なみというわけにはいかないが、レンズ一体型で、しかも2/3型という小さなCMOSでこの程度に写れば十分楽しめるのではないだろうか。
これよりクリアな月面写真を撮ろうと思ったら、フルサイズ一眼と巨大な望遠レンズ(というか、ほとんど望遠鏡)を持ってくるしかない。
そこまでしなくても、APS-Cサイズの一眼+300mm/F2.8あたりなら確実にこれよりはクリアな写真が撮れるだろうが、レンズが滅茶苦茶高い。

X-S1は画質を追求するタイプのカメラマンには向いていない。でも、これ1台でなんでも撮れるので、シャッターチャンスを逃さない。
月はまあすぐに逃げたりはしないけれど、この前のコジュケイみたいに、いきなり現れて数秒で消えてしまうような被写体を撮るにはこのカメラしかないなあ。シャッターチャンスがあって、それから一眼レフを持ち出しているのでは間に合わない。
X-S1は部屋に普段ぶら下げてあるので、面倒くさがらずに持ち出せるのが強み。

月を撮ったついでに、ある意味、もっと難しい被写体である夜の家を撮ってみた。
月、窓から漏れる灯り、玄関の照明、駐車スペースを照らすハロゲンスポットライト……光量が著しく違うものを1つの画面に入れてそれなりに雰囲気のある写真が撮れるのか?
いろんなモードで試してみた。

1/8 seconds、F2.8、ISO 3200、6.10 mm(24mm相当)
いつものカスタムモードで

1/8 秒、F2.8、ISO 1600
シーンモードを「夜景」で


1/4 秒、F2.8、ISO 1600
いつものカスタムモードで


1/8 秒、F 2.8、ISO 3200


1/8 秒、F2.8、ISO 3200
最後の2枚は、多分、EXRというフルオートモードで撮ったもの。この状況だと、カメラが自動的に複数枚撮って合成して手ぶれを防ぐという夜景合成モードを選択する。細部がクリアに写っているのと、画角が少し狭くなっているので分かる。ちなみにこういう後からの技ありモードはExifには記録されないようだ。記録されていると分かりやすいのだがなあ。
星までピシャッと写っているのは素敵。


このページの写真はフジフィルムのX-S1で撮っています

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