2013/03/02

Daddy's Cafe 3月のセッション

先週土曜日のテニスは脚がつって、翌日も痛みが引かなかったので日曜日のテニスは休んだ。
徐々にやらないと怪我するもんね。

今月は9、10日は高知に行っていてテニスできないから、今日はやっておきたいところ。
ところが春一番だか二番だかが吹き荒れる天候。しかも夜はDaddy's Cafeのセッションデーだから、体力が持つのか心配。
でも、行ってみた。
ほどよく3試合やらせてもらえて満足。

そのまま夜はDaddy's Cafeへ。
今までセッションマスターを務めていたピアノの村田望さんが、今夜で最後なのだとか。
無理してでも行かなくちゃね。
このところいろいろあって練習していないし、昼間のテニスで腕もパンパン。いかんね、こういうていたらくでは。

先月初めてお会いした青柳さんの雄姿

さて、あたしのばん。何やろうかな~。メロディアスな曲で知っているスタンダードというと、これくらいしか思い浮かばない。

Ebの曲だが、EWI4000SはAbに移調してGスケールで吹いている。どんなキーでも移調してGスケールで吹けるというのがEWIのすんばらしいところ。
こんな感じで、うまく乗れなかった。
この日は、帰り際、常連さんの一人(多分、常連さんの中では最年長の大先輩)から「音を入れすぎるプレイヤーはよろしくない」と言われた。僕が、という意味で言ったのではなかったけれど、もう、耳が痛い痛い。
そうなのよね、へたくそほど無意味に音数を増やす。僕の場合、さらにはミストーンをごまかすためにもそれをやってしまうから最悪。
しかし、こうして録音して、何度も見直す(聴き直す)ことはすごく大切だな。
何がまずいのか、どうすればよくなるのか、これからの課題は……ということがはっきり見えてくる。
その結果、いつもセッションでこうして動画を撮った後は鬱になったり、よく眠れずに夜中に目が醒めてしまったりもする。
今日は昼間にテニスで、新しい人間関係構築(大袈裟?)に気を使っていたので、それも加わり、いつもの何倍も疲れてしまった。
望さんの友達のピアニストも来ていて、二人で敢えてピアノ抜き、ハモンドのウィンドキーボード(日本の学校教育では「鍵盤ハーモニカ」と呼んでいるやつ。YAMAHAも作っていて、製品名は「ピアニカ」。この二人は高価なハモンド製を使っているのに「ピアニカ持って来た?」なんて言っている)の二重奏。
これを見たてっちゃんは「これぞ音・楽!」というコメントを書いていた。
そうだね。楽しまなくてはね。音楽は。音を楽しむと書くのだから。
でもまあ、悩むのは僕の個性ってことで……ね。死ぬまで悩みながら、ブツブツ言いながらやりますよ。

EWI4000Sのほうが頭の中に浮かぶメロディをそのまま音にできる感じで、このところギターは全然弾いてない。やっぱり僕はギタリスト向きじゃないな。ソロ楽器向き。
4歳で始めたヴァイオリンを6歳になる前にやめてしまったのだが、あのまま続けていて、その後、思春期あたりでチェロに転向……とかしていれば、今頃全然違う人生を送っていたのかもしれないなあ。

Daddy's Cafeの常連さん、サックス吹きの福田さんはEWI4000Sのことを「ずるいよね」と言う。
そうなんです。ずるいんです。アナログ楽器を苦労してマスターした人からしたら、そんな玩具持ってステージに立つんじゃない、というところだろう。
昨夜も、ヴォーカルのPinkさん(と呼ばれていた)が「オーボエの音?」と言ったのを横で聞いていた福田さん、すかさず「いや、彼のはオーボエじゃなくてオオボラです」と、ナイスツッコミを入れてくれた。
オオボラ吹き……それいいな。うまくキャッチフレーズにできないかな。オーボラ と音引き表記のほうがいいかな。
ちなみに僕のEWI4000Sは「ダブルリード」という内蔵音色になったままで、まずここから動かさない。ダブルリード楽器のシミュレート音色だから、確かにオーボエっぽいかもしれない。
もともとオーボエは大好き。でも、管楽器の中で、いちばん難しい楽器らしい。
サックスをやるなら最終的にソプラノサックスがいいなあとも思っていたが、ソプラノサックスもアルトサックスやテナーサックスに比べると音を出すこと自体が難しいということだし、その系統の音をタッチセンサーとブレスセンサーのデジタル処理でやっているEWIは、本当に「ずるい」楽器だ。
ただでさえずるいことを開き直ってやっているのだから、やはりもっと精進して、しっかり吹けるようにしたいものだ。
今は頭に浮かんだメロディの80%くらいしか吹けていない。運指練習が基本的に足りないから、思っていたのと違う音を出してしまう。そこで一気に頭の中に浮かんでいたメロディの組み立てが崩れて、わ~わ~とごまかすために余計な音を入れてしまう。それが下品になってしまう原因。
自信を持って、頭の中に浮かんでいるメロディを瞬時に再現できるようにしないと。それができれば、少ない音数でいいソロが吹けるはず。
メロディが頭に浮かばないときは、その時点でダメだけどねえ。
セッションでは、コード楽器の人がうまいと、どんどんこちらもいいメロディが浮かんできて、結果的にいいソロができる。そのへんがまた、セッションの妙というか醍醐味だわね。
この曲はよく知らない。題名は聞いたことがあるから、有名な曲なんだろうし、聞いたこともあるはずだけれど、あんまり記憶に残っていない。
この夜も出番が少なくなりそうだったので、このへんでしゃしゃり出てみた。Vocalを押しのけてソロを強行。このくらい図々しくいかないと、いつまで経っても遠慮したままで、吹く場面を見過ごしちゃうから。
これは確か先月だか先々月だかの最後にもやっていたような気がする。
基本的にブルースなのかな、これも。
ブルースは簡単なようでいていちばん難しいかもしれない。奥が深い。
あたりまえのブルーノートの羅列をしていたらつまらないから、何か面白いソロができないかと、いろいろ考える。でも、その場で考えている音と実際に出てくる音が微妙に狂ってくると、どんどん変な方向にフレーズがつながってしまい、収拾がつかなくなるし、聴いているほうも? ? ってなる。
引き出しをいっぱい作っておくことが大切なんだろうな。
嫌がらず、何度も練習してみるか。
ブルースの中でペンタトニックっぽいソロを展開する、というのがひとつの個性になるんじゃないかと思っているのだけれど、ブルーノートの泥臭さとの融合、バランスが難しい。
ま、課題がいっぱいあることはいいことだ。

……そんなわけで、この夜は疲れているのに夜中に目が醒めてしまい、鬱々としていた。二度寝して起きたら、すこし身体も楽になったので、二日連続のテニスへ。
身体を動かして、筋肉が悲鳴を上げる寸前までいったら、気持ちも少し晴れた感じ。
この環境に本当に感謝。

次の日記更新までにはかなり時間があくと思う。
8~10日まで高知行き。その後、百合丘の物件を売るためにいろいろ工夫したり戻っていろいろやったり。

このページの写真はフジフィルムのXF1で撮っています

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