吉田さん復活

『神の鑿』を書くきっかけとなった石川町の元助役・吉田さん。利平・寅吉・和平ワールドは、今では全国の狛犬ファンに知られるところとなり、遠方からもはるばる狛犬を見るために福島を訪れる人たちが後を絶たない。
吉田さんは石川町の郷土史研究グループにいて、いろいろ調査をしているのだが、しばらくの間、腰や背中を痛めたりしていて心配だった。
しかし、うまく治療できたようで復活。久々に会うことができた。
東北道・日光道を走って日光の我が家を初訪問。
日光の蕎麦を食べたいということで、大沢ICで待ち合わせて、さっそく最近のお気に入りである源平へご案内した。

ついでに人丸神社のはじめちゃんもご案内。吉田さん、意外なことにはじめちゃんを見るのは初めてだとか。
お茶を飲みながらの話のほとんどは「病気談義」だったが、やはり福島で今起きている「県民の心の不調和」の話題も出た。
昼はパチンコ、夜は飲み屋びたりを続ける「原発被災者」たちの話。これは福島に暮らす人たちが集まると必ずと言っていいほど話題に出る。
他にも、農業をいかに続けられるかという話なども。
どれも簡単には答えが出ない。永遠に出ないかもしれない。