2013/06/04

オリンパス XZ-10 というカメラ(2)


XZ-10


XF1
庭に出て花を撮ってみる。
まずは色再現が難しい紫色の花。他の花ではあまり変わらないが、紫を撮るとこんなに違ってしまう。

XZ-10


XF1


これが、黄色い花だとそんなに感じが違わない。不思議だ。
それよりも、背景のボケ方の違いや、どれだけ寄れるかが大きく違う。
XF1は2/3型CMOSなので焦点距離が長くなり、望遠では寄れない。マクロ撮影ではCMOSが小さいXZ-10のほうが望遠で寄れるので背景もきれいにぼける。
これはXF1購入時に、LX5と比較したときにも感じたことだが、マクロ撮影をよくする人にとっては、撮像素子はでかければいいというものではないのだなあ……と。


XZ-10


XF1


XZ-10


XF1


XZ-10


XF1

やはりマクロ撮影ではXZ-10のほうが分がいい。XF1は広角端にしないと寄れないので、表現の幅が狭くなる。
1/2.3型でこれだけ解像感や色味もしっかり出てくれれば文句はない。
1/2.3型CCDが出始めたときの1000万画素と比べても、この1/2.3型CMOSははるかに画質がよくなっている。
それと大きな明るいレンズを組み合わせたことで、こうしたボケ味も楽しめるようになったのだろう。


XZ-10 望遠端(130mm相当)で


デジタルズームで2倍に引き伸ばしたが、あまり劣化は感じない。うまく処理している


XZ-10


XF1

白の飛び方(のなさ)や白いものの周辺のクリア感も、XZ-10のほうがむしろ勝っている感じだ。

XF1 だとここまで寄るのが精一杯だが……


XZ-10ならここまで寄れる


上の写真をトリミングして拡大。解像感もそこそこいける

もちろん、一眼レフや大型CMOSの単焦点レンズ高級機に比べたら粗い。でも、普通に楽しむにはこの程度でもいいんじゃないかと思える出来映え。
このへんで、オリンパス、頑張ったなあ……と、感心し始める。

続く(連続リポート 3/6へ)





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このページの写真はオリンパスXZ-10とフジフィルムXF1とX-S1で撮っています

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