2013/06/09

復活の沢でシュレ!

静かな日曜日。夕方、復活の沢のチェックに下りていくと、シュレーゲルアオガエルがいた。沢の周りではトウキョウダルマガエル、ツチガエル、ニホンアカガエルはよく見るのだが、シュレは初めて。
日光に来てから数えてもこれが2回目。去年、家の物置の壁にはりついているやつを見たのが最初で、それからはずっとお目にかかれなかった。
連休前に一部の田んぼで流出した卵は見つけているので、棲息していることは確かなのだが、なかなかご本人には会えない。嬉しい。

一瞬アマガエルかと思ったが、すぐにシュレだと気づく


アマガエルとの区別は簡単。目の横に黒い筋があればアマガエル、なければシュレ


あと、アマガエルのほうが鼻ぺちゃというか、顔が尖っていない


そうそう。このポーズ。眠そうな目でこんな風にしているのがシュレ


可愛らしさと美しさではいちばん人気があるカエルかもしれない


こんな状態でいた↑



栃木県レッドリストでは、ツチガエルとニホンアカガエルが絶滅危惧種II類、シュレーゲルアオガエルとトウキョウダルマガエルが準絶滅危惧種になっているのだが、僕の感覚だといちばん危惧されるのはツチガエルとシュレーゲルアオガエルで、ニホンアカガエルより先に地域絶滅しそうな感じ。
トウキョウダルマガエルはこのへんではいっぱいいる。最後まで生き残りそう。
これは産卵の仕方とオタマジャクシでいる時間の長さによる。
トウキョウダルマガエルやアマガエルは比較的早く変態するので、オタマジャクシでいる期間が短い。水田から水が抜かれてしまう前になんとか脚が生えて生き延びるやつが出てくる。
しかし、アカガエルはオタマジャクシの期間が長いので、田んぼに水が入る前からわずかに残った水たまり(田んぼの中に一時的にできた水たまりや水路のマスの中)に卵を産んでしまう。そのため、まず、孵化する前に卵の段階で全滅してしまう。
奇跡的に孵化できた卵があっても、今度はカエルになる前に田んぼから水が抜かれてしまうのでオタマのまま死んでしまう。
ツチガエルは産卵時期が遅く、オタマのまま冬を越すものが多いので、これまたカエルになれない。
シュレは産卵の方法がリスキー。他のカエルのように水の中に直接産まない。土の中にメレンゲ状の卵塊を産みつける。その中でオタマになって、雨が降って水かさが増したときにうまく流れ出さないと生き残れない。ただでさえ確率が低いのに、田植えの直前に産卵するやつが多いから、代掻きや田植えのときに壊されてしまうことが多い。
また、普段は森の中に棲んでいるので、周囲に何もない開けた田んぼは産卵場所に選ばない。

その後、武子川まで行ったら、川の中にできた洲に生えた葦?などを刈り取った跡がすごかった


普段は水量が多いからこうはならないのだろうが、雨が降らないことと、ちょうど田植えの直後で取水され、水量が減っているのだろう


その後、農道の途中で涼風号のスタンドがついに壊れてしまった。前からおかしかったのだが、スプリングのところの金具が飛んでしまってプラプラ状態。スタンドが跳ね上がらないので、プラプラになったスプリングで押さえてゆっくりと帰宅。
スタンド買わなくては。
中国製の安物だから、あちこちすぐ壊れる。すでに前輪はぐにゃっと曲がって交換した。泥よけも割れて、辛うじてくっついている状態。買ったときすでにバッテリーの中で半田づけ箇所が剥がれて充電・放電不能になっていたのを自分で修理した。
品質のよい国産電動アシスト自転車を買ってもいいのだが、MTB型のって売ってないのよね。なぜだろう。
作れば売れると思うけれどなあ。MTBタイプの自転車を買う層は、電動アシストなんていう軟弱なものには見向きもしない、電動アシストはママさん層にしか売れないと思っているのだろう。そんなことはないだろうになあ。


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