2013/06/30の2

蕎麦畑


ホタルが飛んでいた沢の上流をたどって涼風号を走らせる。
上流は武子川、正確には武子川の支流で板橋川という川。この部分↑よく見ると、脇に水路を造ってそこに水を取水している。この先に田んぼがあり、復活の沢もある。
復活の沢のもともとの源流は別だったのではないかと思うが、今はとにかく武子川(板橋川)から取水しているのだ。
そのせいで、田んぼに行くU字溝にギバチの稚魚なんかも紛れ込んでいるわけだ。

さらに上流へ


ホタル群舞ポイントまで来た。昼間見るとこんな感じなのだね


この区間はU字溝化を免れている。そのため、ここにもホタルが産卵のために集まる。左側は田んぼ


さらに涼風号を走らせて散歩。この緑は実際にはきらきら光ってとてもきれいなのだが、写真だと分からないね


こんなところに蕎麦畑が……


反対側を見たところ。この正面に見えている農家の前で、畑作業を終えて引き上げてくるじいさまに会った



こんちは、と挨拶して、しばし麦畑に見とれていたら、そのじいさまに捕まり、30分くらい立ち話につき合わされてしまった。
「こんなところに蕎麦畑があったんですねえ。おたくのですか?」
「いんや、違う。これは観世音蕎麦の人が契約している……」(とかなんとか。「下の家」のことだ)
そこから始まって、今度は一方的にじいさまがしゃべり始めた。
「昔はこんなじゃなかった……」と愚痴る愚痴る。
家では誰も聴いてくれないのだろうなあ。
「そうですねえ。はっはっは」と聞き役に徹して30分ほど過ごした。
じいさまが言うことは川内村の老人たちと同じだった。
「昔はU字溝じゃなかったからカワニナもいっぱいいてホタルなんかそりゃもういくらでも……」
とか、
「今は米も野菜も種を採る農家なんかなくなっちまって、みんな買ってくるんだ。だから、野菜なんか作っても、スーパーで買ったほうがよほど安い」
とか、
「作ってもすぐにぶた(猪のことらしい)が来て食っちまうから、電柵つけるんだが、これも補助金つかないで個人でやるなんてのは無理だから、農協の指導でつけるんだが、草が伸びて触るとそこから先は電気通じないから草刈りが大変で、で、身体が言うこときかないから、ついつい除草剤撒いちまう……」
とか、
「股関節が悪くて手術しなきゃならんのだが糖尿だから手術もできない、ごまかしごまかし生きている」
とか……。
日本中、農家のじいさまばあさまはみんな同じことをおっしゃる。同じ内容だけど、聞き役になるのも後輩のつとめと心得て、ニコニコしながら聴くようにしてますですよ。はい。


さて、昨日作ったチビ池だが、なんと、水抜き穴を塞ぐのを忘れていた、というか、売られていたときに底に水が溜まっていたので、このプランターは水抜き穴を空けていないのか……欠陥品だから安いのかな? なんて勘違いしたのだった。
水抜き穴、ミニ池に使った捨ててあったプランターとは別の場所に空いていた。で、この通り↓

また掘り起こして、シーラントで穴埋め。やれやれ。おまぬけだこと


出戸さんがやっている二宮いちで送られてきた食材で晩ご飯(トマトは別)


なぜか、晩ご飯になると決まって助手さんの膝に乗っかってくるのぼるくん。おかげで助手さんはいつも晩ご飯が食べられないでいる。
降ろしゃいいだけなのに。




↑今日の一曲 『Two Note Waltz』(画像をクリックした先で試聴できます)



のぼみ~日記の写真はオリンパスXZ-10、フジフィルムXF1、X-S1 で撮っています

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