2013/07/27
住吉大社の狛犬(1)
明日の西成でのトーク&ライブを前に、今日は一日時間が空いたので狛犬巡り。
大阪に来るのは十数年ぶり。以前に来たときにはまだデジカメがなかった。『狛犬かがみ』でも、浪花狛犬のサンプルは紙焼き写真をスキャンして掲載した。浪花狛犬のいい写真を撮って、すでにアマゾンKindleで出している『KOMAINU』の第二巻の写真を入れ替えたり増補したりしたい。
まずはコマイナーズまきくん推薦の住吉大社へ。
ここは広い。昔来たことがある気がするが、20年くらい前じゃないだろうか。狛犬の姿になんとなく見覚えがあるのだが、写真が残っていない。なぜだろう。どこかのアルバムに埋もれているのか、それともフィルムを事故って感光させたとかで写真が残っていないのか……。
最初にでくわしたのがこの備前焼狛犬。
でかい。
備前焼としては最大級だろう。

でかい

明治2年(1869)8月建立。陶工たちの名前も入っている

尾も立派

阿吽で尾のデザインがちょっとだけ違う

参拝客を見下ろし続けて144年

よく見ると鬣の巻き方も違う

次はこれ。東大寺南大門狛犬(中国獅子)のコピーもの

この写真も入れ替えて使えるな

明治29年建立の銅製の狛犬があったが、昭和18年に供出してしまったので石彫りに変えたとある

次は摂社・船玉神社の狛犬。典型的な浪花狛犬

ひび割れや破損がかなり進んでいる

文化13(1816)年。およそ200年前の狛犬

浪花狛犬は顔や姿が同じなので、尾のデザインで個性を主張する傾向がある

大きな団子っ鼻、垂れ耳、ドングリまなこが浪花狛犬の特徴

吽像には角があるものが多い。これは獅子・狛犬形式をずっと継承してきた証拠

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『悠久~大地の時間』(Instrumental)
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