2013/09/30

ブヴロンのパン小屋まで涼風号でお散歩



ものすごく苦しい、嫌な夢を見ながら目覚めた。身体も重くて調子悪い。
ベランダに出て外を見ていたら、シャラノキがずいぶん赤くなっていた。これ、下から見上げているときはよく分からない。逆光だし、葉っぱの裏側を見ているから。上からだとよく分かるのね。
あれ? この木、シャラノキでいいんだっけ? ヒメシャラ? どっちだっけ? 左右に1本ずつあるのだが、どっちがどっちだったかすぐに忘れる。植物の名前はとんと覚えられないあたし。……ま、いいや。


方舟にツチガエルがいた。結構でかい。ツチコ? ツチコよりはちょっと小さい気もするが……


今の季節にこんな小さな花。スミレっぽいけど、「夏や秋は、春のような紫色の花は咲きませんが、閉鎖花と呼ばれるものをつけ、自家受粉して種ができるのです」ということだから、違うか……


で、空を見上げるとこんな空だった

運動不足が嫌な夢の一因かなあと思う。今日は風もないし、暑くも寒くもない。ちょっと遠くまで散歩に行くか……ということで、ブヴロンのパン小屋まで涼風号で散歩に出た。


途中の交差点で見かけた案山子群


よく見ると「田んぼを守る」と書いてあるのね。 写真を見て初めて気づいた


目立たない場所なので、いつも通り過ぎてしまうブヴロンのパン小屋


こんな感じです

いつものおねえさんはいなくて、お母さんが店番していた。
豆乳シフォン、ごまあんパン、バターロール×2、白パンの5個で合計450円を払い、帰ろうとしたら「今日は自転車ですか?」と声を掛けられたので、しばし談笑タイム。
「今日はおねえさんはいないんですね」
「おねえさんは今ちょっと休憩中で……」
「娘さんですか?」
「はい」
……知的な風貌で、物静かだけれどユーモアも解す、とてもいい感じのお母さんだ。
「よっぽどパンが好きなんですかね?」
「いいええ、そんなことはないでしょう。いい歳だし、手に職をつけたいと始めたんだと思いますけれどねえ」
「でも、儲かるとはとても思えないし、よく続きますねえ。哲学的なパン屋さんだなあ」
……なんて話していたら、その「いい歳のおねえさん」がやってきた。

いいお店だから、長く続けてほしいなあ。
みんな、ときどき買いに行ってみようね。おいしいし。なんかほっこりするよ。


帰り道、復活の沢をチェック。
相変わらず乾燥したU字溝の中では壁を上がれなくなっている小さなツチガエルがピョコピョコしている。
100匹くらいはいるだろうか。
この小ささということは今年生まれだろうが、ここに来て目立つというのは、オタマのまま越冬できないので秋までに変態するということなのだろうか。
それにしてもこれだけの数、どこでオタマが生き延びているのだろう。不思議だ。
タゴガエルのように、伏流水の中にでもいるのだろうか。
田んぼではないような気がする。なぜって、ツチガエルがいるのはこのごく狭いエリアだけで、他の田んぼでは見たことがないからだ。この復活の沢周辺のどこかに、まだツチガエルが生き延びられる、幻の?環境が残っているのだろうか。
う~~ん、不思議だ。

いずれにしても、ミニツチガエルが多いわけではなく、ミニツチガエルは一度U字溝に落ちると這い上がれなくなるので、結果的にU字溝の中にはミニツチガエルだらけになるということなのだろう。
ジャンプ力のあるトウキョウダルマガエルや吸盤でコンクリートの壁も平気で登れるアマガエルなんかはU字溝に落ちても平気で、簡単に出ることができる。ツチガエルもある程度大きくなればジャンプして出られるだろう。でも、変態直後で小さいやつだと難しいのだ。

左が刈り終わった田んぼ、右はいつ刈り取るのだろう


U字溝に落ちていたミニツチガエルを何匹か捕まえてオオカミ池に放した


地味だねえ。見えないねえ



家に戻ってきたら、助手さんから「それしか買ってこなかったの? 今夜はパンにしようかと思っていたのに」と怒られた。
それならそうと事前に言ってくれよぉ。まだ結構売れ残っていたのに。
買ってきた豆乳シフォンとごまあんパンで珈琲タイム。
朝は最悪だったけど、運動して、いい午後になった。


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