また寒い寒い冬がやってくる。
ここに引っ越して来てからすでに2冬過ごしたわけだが、一階のLDKは吹き抜けなので、暖気が全部上に行ってしまう。夏は涼しくていいのだが……。
前からシーリングファンをつけたいと思っていたが、あまりにも天井が高くて工事をする気になれずにいた。
↑これをつけたいな……と
何度も工事の段取りを頭に描いたが、危ないよねえ……。こんなに高いところまで届く脚立もないし。
ここはやっぱりプロに頼むことにするか……と決心して、
渡辺さんに相談。
渡辺さん、今ものすごく忙しそうで、夜中の2時過ぎにも仕事場の灯りがついていることがある。うちと違って朝も早いから、寝てないんじゃないかしらと心配。そんなときに悪いなあ……。
電話したら「手が空いたらうかがいます」と言うので、2、3日くらい後かなと思っていたらすぐにやってきてくれて、その場で電気工事屋さんに発注の電話をしてくれた。
ありがたいなあ。
↑これを外してファンと照明が一体になっているタイプに付け替える予定。
ところで、シーリングライトといえば、最近、感動的な商品を知った。
パナソニックが10月11日に発売したこんなスピーカー↓
実は、このアイデアはすでにNECが商品化していて、スピーカー付 LEDシーリングライトCrossFeel(クロスフィール) HLDCB0821SP として売られている。↓

CrossFeel(クロスフィール) HLDCB0821SP
でも、これはLEDライトと一体型なので、新築の際につけるならともかく、すでにかっこいい照明をつけてある家ではライトが無駄になる。
そこで、それならソケット部分だけでいいじゃないか、ということで出したのがパナソニックの今回の新製品なのだ。
詳しい情報は
⇒ここにある。
LT200とLT205という2種類あって、本体は同じもの。LT200のほうはNFCタグというものが付属してくる。NFCに対応しているスマホなどだと、このタグにスマホを近づけただけですぐに再生状態に入れる。もちろんこのタグがなくてもBluetoothが一旦リンクしてしまえばOKなので、iPhoneやiPad、iPod touchなどでも大丈夫。
LT205にはタグはついてこないが、その代わりにBluetooth送信機がついている。BluetoothがついていないテレビとかPCなどでも、イアホンジャックにこれをつけて電波を飛ばすことができる。
NFCタグでワンタッチではないけれど、普通にスマホなどでBluetoothリンクを確立させれば簡単に再生態勢に入る。
Bluetooth送信機というのは単体で安いものも出ているが、僕がEWIに使えるかなと思って買ったロジテックのは使えなかった。再生はできるものの、音が一拍遅れるからだ。音楽のみなら問題ないが、テレビのように動画とシンクロしなければいけないものだといっこく堂の「あれ? 声が 遅れて 聞こえるよ」になってしまうので、送信機付きで使うケースがありそうなら最初からLT205を買っておいたほうがいい。
まだ発売されたばかりなのでユーザーレビューはWEB上にもほとんどないのだが、
⇒ここにひとつだけあった。
音を出している動画も
⇒ここにある。
で、なんでわざわざこんな広告みたいなことをしているかというと、こういうアイデア商品で、じわじわ日本の力を回復させるというのが「正しい経済政策」だと思うからだ。
日本の経済力を回復させるために公的資金を注入して、とか、消費税を上げて法人税を下げるとか、政府は子供のようなことを言っている。多くの庶民もそんな子供政府に任せきりで「景気がよくなるといいねえ」なんて言っている。
こんなことでは日本の経済力、技術力、活力はじり貧になる一方だと思うのよね。
原発立地の町や村がダメになっていったのと同じ構図。
本当の活力の元になるのは、ひとりひとりのアイデアややる気や楽しむ心。それがないところに金だけ撒いても競争力は付かない。
今の政権や御用経済学者が引っ張っている社会って、かつて庄屋様、お代官様、お殿様という支配構造の下で小作農が年貢米で搾り取られている時代と同じ社会を再構築しようとしているだけ。
パナソニックもソニーもトヨタも、最初はひとりの人間が創意工夫とチャレンジ精神で始めた企業。そういう人材が日本の経済発展を成し遂げたわけで、自分で何もせず「俺たちは何も悪いことしていない。なのになんでこんな目に合うんだ。もっと補償金を出せ、仕事をよこせ」的なことばかり言っている人だらけになったら、どうにもならない。
この製品は実に日本的な製品だと思うのだ(もしかして海外ですでにこういうものがあるのかもしれないが……)。
こういう小さな、ニッチなアイデア商品みたいなのも、積み重ねていく、集合させていくことで本当の「日本の製品はいいよね」という黄金時代が戻ってくるのだと思う。
シーリングファンをつけるついでにこれもつけたいなあと思ったけれど、ぐっと我慢した。
多分、ほとんど使わないだろうから。話の種につけられるほど我が家の経済力はないものね。
でも、この製品で幸せになれそうな家庭は日本中にいっぱいあるような気がする。
うちでもそうだが、オーディオ関連のものって、奥様がたには目の敵にされる。特にスピーカーはそう。無骨でインテリアとしては失格。部屋が狭くなる。掃除の邪魔。ケーブルが這っているのが見苦しい。コンセントがふさがれる……などなど。
この製品はそうした不満や悩みを一気に解決してくれるわけだから、すごいアイデアだよ。